
「こんなの作っちゃダメだろ…」メルセデスF1のパワーユニットを公道“も”走れるようにした「AMG ONE」エンジニアの狂気
ロードゴーイングレーサーという言葉は昔からあるにせよ、ここまで排ガス規制が厳しい時代に本物のF1パワーユニットを公道に適合させるなど狂気の沙汰と言わざるを得ません。メルセデスが史上唯一製作した「公道を走るF1」とは、どのようなものだったのでしょうか。
公道を走るF1
「こんなクルマは、おそらく二度と作れるわけがない。いや、作ってはならないのかもしれない」開発に携わったエンジニアすべてが、同じセリフを異口同音したクルマ。それが、2024年、ついに日本の公道をも走り始めた「メルセデスAMG ONE」にほかなりません。
世界限定275台、価格にしておよそ5億円とも言われるこのマシンは、メルセデスがその130年を超える歴史と、近代F1での絶対的な覇者としてのプライドを賭け、「意地だけで完成させた」最初で最後の “公道走るF1”なのです。
アイドリング5000回転を管理する
そもそも、このプロジェクトは2
1h ago

1979年に発売された「ウォークマンの1号機」 “発売初月”は伸び悩むも、「前代未聞の戦略」で大ブレイクするまで
いまや音楽を持ち歩くのは常識だが、その先駆けとなった「ウォークマン」は、ポータブルオーディオの代名詞とも言える商品だ。
1979年に1号機が発売されて以降、50年近くの歴史を重ねてきたが、その船出は順風満帆ではなかった。当初は「録音できないカセットプレーヤーなんて、何に使うの?」と、懐疑的な視線が向けられていたというのだ。
今回はウォークマンを設計するソニーの担当者に取材し、その誕生の裏側と歴史に迫る。
ウォークマン誕生につながった創業者のひと言
取材に応じてくれたのは、現在もウォークマンシリーズの設計を担当する佐藤浩朗氏。同氏によれば、「ウォークマンが誕生する以前、海外出張の飛行機などで音楽を楽しみたい層に、広く利用されていたのが、『TC-D5』という機種です」という。
いわゆる「デンスケ」と呼ばれていたシリーズで、タブレット端末を2枚重ねたくらいのサイズ感。
「電池も単一を入れて
2h ago

実はダメージが大きかった!? 夏場の長時間アイドリングがバッテリーの突然死とエンジンブローのキッカケに
長時間のアイドリングはクルマにどれだけ負担をかけていたのだろうか。夏場はアイドリング中も水温が上昇し続け、絶えず電動ファンが回り続ける。その消費電力を補うためにエンジンは回転数を上げ、車体がブルブルと震え出す。また、熱による故障やトラブルも心配だ。暑い時期のアイドリングについての知識を振り返っておこう。
熱の逃げ場がない真夏のエンジンルーム内は50℃以上
アイドリング中はラジエーターに走行風は当たらず、エンジンルーム内に風を取り込むことも、熱気を抜くこともできないため、エンジンやエンジンルーム内の温度はどんどん上昇する。
適切にメンテナンスされた水冷エンジンであれば、ラジエーターによる水冷システムが水温を一定に保とうとするため、夏の暑さ程度でオーバーヒートや致命的な故障が起こることはない。
熱源となるエンジン周りのゴム製のホース類やプラスチック部品の硬化や亀裂の懸念はあるが、近年のクルマであれば十分な耐熱性が備わっているため過度
2h ago