【このF40なんぼ?】35年間一度も走行していないワンオーナーの「フェラーリF40」があった!ただし1つ問題がある

【このF40なんぼ?】35年間一度も走行していないワンオーナーの「フェラーリF40」があった!ただし1つ問題がある

新車購入後そのまま保管されていた「フェラーリ F40(1990)」:1990年に納車された後、走ることなく保管されていた。間もなくこのタイムカプセルがオークションに出品される予定だが、一つ問題がある!

誰が新品の「フェラーリF40」を購入した後、35年間も運転せずに放置するのだろうか?ほとんどの自動車ファンには想像もできないことが、まさに起こったのだ。「RMサザビーズ(RM Sotheby’s)」は8月、ワンオーナーの「フェラーリF40」をオークションに出品する。この車両の走行距離は信じられない360km(!)だ。コレクターにとってはまたとないチャンスだ!

まず、簡単な質問から始めよう。あなたの車の年間走行距離はどれくらいだろうか?10,000km?20,000km?それとも、わずか10km?理論上の話だが、ここに掲載されている「フェラーリF40」の平均年間走行距離は、まさに10.3kmだ。

なぜこのようなことになったのだろうか?オークションハウス、「RMサザビーズ」によれば、シャシー番号「84036」の「フェラーリF40」は1990年2月にEUモデルとして製造され、その後、東南アジアの正規フェラーリディーラーを通じて最初の所有者に引き渡された。しかし、そのオーナーは478馬力の「フェラーリF40」を運転することなく保管し続けた。なんと35年間も・・・!

走行距離360kmは、ほとんどが納車時の走行距離と考えられる。さらに、この個体は希少な「触媒なし」仕様だ。つまり、このF40はEU仕様のため、触媒コンバーターや調整式サスペンションを搭載していない、コレクターの間で、特に人気のあるモデルだ。

オリジナル状態のF40

コレクターにとっては、未改造の完全オリジナル「F40」を購入する絶好の機会だ。まるでマラネロの工場から出たばかりのような状態だ。センターロック式ホイールには青いステッカーが残っており、ホイールが一度も取り外されたことがないことを証明している。

一見、コレクターの夢が現実になったような話だが、実は問題も抱えている。35年間の眠りから覚めた「F40」を今後運転する予定の場合、次の所有者は徹底的な修復が必要だからだ。納車以来、「F40」は一度もメンテナンスが行われていないのだ。オークションに備えて、スーパースポーツカーの外観はきれいに清掃されたが、V8ツインターボの始動試運転は予防措置として行われなかった – 賢明な判断だ。

推定価格

最終的に、次の所有者がこの「フェラーリF40」を現在の走行不能な状態で「絶対的なオリジナル状態の記念品」として残すか、それとも(主に技術的に)徹底的に修復して、運転するかを決定することになる。

いずれにせよ、これは安価なプロジェクトではない。推定価格は210万~225万ユーロ(約3億5,700~3億8,250万円)に相当する。走行可能で定期的にメンテナンスされた個体は、現在の中古車市場では、およそ300万ユーロ(約5億1千万円)で取引されている。ただし、この個体は走行距離が360kmしかないことを忘れないように!!!

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏