アップル、Macのアクセス権限制御強化へ AIリスク対策
米アップルは2日、同社のPC「Mac」の基本ソフト(OS)を修正すると明らかにした。人工知能(AI)エージェントがMac内の全データへのアクセスを求めた場合に、利用者がより明確に認識し対応できるようにする。
メタ・プラットフォームズのAIエージェント「Muse」について、一部ユーザーから、機密性の高い個人情報にアクセスされたとの批判が出ている。
アップルのスマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」では、「サンドボックス化」と呼ばれる仕組みにより、初期設定ではどのアプリも別のアプリ内のデータにアクセスできない。一方、Macはより柔軟な設計となっており、利用者の許可があれば、クラウドバックアップサービスなどのアプリが端末内の全データにアクセスできる「フルディスクアクセス」という設定がある。
アップルは2日、自社のサイトで、一部の開発者が利用者を危険にさらしかねない形でフルディスクアクセス機能を使っていると指摘し、今後、追加の制御機能を導入すると表明した。
「AIエージェントの能力と自律性が高まるにつれ、これほど広範なアクセスに伴うリスクは大幅に増大する。利用者が自身のデータとプライバシーについて十分な情報に基づいて判断できるよう、アクセスを許可する前にこうしたリスクを明確に理解できるようにすることに取り組む」とした。
