アップルの新CEO、ジョン・ターナスが最優先すべきこと──。ベテランのテック投資家による指摘

アップルの新CEO、ジョン・ターナスが最優先すべきこと──。ベテランのテック投資家による指摘

ジョン・ターナス(John Ternus)が正式にアップル(Apple)のCEOに就任し、ティム・クック(Tim Cook)の後任となった。テック投資家のジーン・マンスター(Gene Munster)は、ターナスがひとつのことに注力すべきだと述べている。それは人材だ。マンスターは、人材獲得競争が激化するなか、AIをアップルの重点分野にすべきだと述べている。

9月を迎え、ティム・クック(Tim Cook)がアップル(Apple)のCEOを退任した。ジョン・ターナス(John Ternus)が後任に就いたことで、シリコンバレーに大きな変化が訪れている。

イーロン・マスク(Elon Musk)やAMDのリサ・スー(Lisa Su)を含む、大手テック企業のCEOたちは1日(火・米時間)、ターナスがその役職に就いたことを祝福した。だが、ある投資家はこの機会に、新たなトップ幹部が最初に取り組むべき課題だと自身が考える内容を示している。

ディープ・ウォーター・アセット・マネジメント(Deepwater Asset Management)のベテランテック投資家ジーン・マンスター(Gene Munster)は、ターナスがまずiPhoneメーカーの人材に注力する必要があると述べている。

「ジョン・ターナス、新たなCEOの役割へようこそ」と、マンスターはXに投稿した。「あなたの最優先課題は、頭脳流出を逆転させることだ」マンスターは最近、シリコンバレーで懸念されている、AIスタートアップと古参企業との間で激化する人材争奪戦が、アップルやマイクロソフト(Microsoft)、エヌビディア(Nvidia)のような企業の脅威となっていることを指摘した。具体的には、オープンAI(OpenAI)がアップルの優秀な人材を引き抜こうとしていることをマンスターは指摘している。

Chat GPTの開発元は、ここ数年でiPhoneメーカーから400人の従業員を引き抜いたと皮肉り、アップルが提起した営業秘密侵害訴訟に対して反撃。「アップルは根拠のない訴訟を起こしたところで、今後400人の従業員が離職するのを阻止することはできない」と述べた。

「AIはスマートフォン時代よりはるかに速いペースで進んでいる」とマンスターは述べる。「アップルにとって長期的な最大のリスクは、消費者とAIの間にあるインターフェースの制御を失うことだ」

長年、アップル株の強気派だったマンスターは、オープンAIがもたらす脅威を過度には懸念していない。それでも、アップルが大手テクノロジー企業としての地位を維持できるよう、ターナスはアップルの人材層の拡充に注力すべきだと述べている。

オープンAIが短期間でより優れたテクノロジーを構築できる可能性は低く、特に現時点では経済面でアップルに有利だ。そのため、アップルは優秀な人材の採用と定着により注力すべきだとマンスターは述べた。

「オープンAIが消費者向けデバイスを1つか2つ設計するのは簡単だ」と同氏は指摘する。「難しいのは、消費者が購入できる価格帯で、デバイスとサービス(iPhone、Mac、Apple Watch、AirPods、Apple TV)のファミリーを設計、製造、流通させることだ」

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