大進化したMacBook Air。「M4」と「M5」って実際どう違う?
AirだってLLM、できちゃう!
最新のM5チップを搭載したMacBook Airが、満を持して登場。M4チップを搭載した前モデルから、ほぼ1年経ってのアップデートですね。
M4からM5へと進化したことで、具体的に何が変わったのか? 主な変更点をチェックしてみましょう。
搭載チップ…M4→M5
最小ストレージ容量…256GB → 512GB
最大ストレージ容量…2TB → 4TB
ワイヤレス通信…Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3 → Wi-Fi 7とBluetooth 6.0(N1チップを新搭載)
メモリ帯域幅…M4と比較して28%高速化(153GB/s)
SSD転送速度…M4と比較して2倍高速化
AI処理性能…M4と比較して最大4倍のパフォーマンス
13インチベースモデルの価格…16万4800円 → 18万4800円
15インチベースモデルの価格…19万9800円 → 21万9800円
例えばレンダリング速度については、レイトレーシングONのBlenderにてM4機と比較して最大1.5倍高速化。Affinityでの画像処理パフォーマンスも最大1.5倍高速化しています。ベースストレージアップも相まって、Airながらクリエイティブの前線を張れるモデルとなりそうですね。
また、AI性能については中身の構造から変わっています。M4チップ時代までは独立した「Neural Engine」を積んでいましたが、M5チップからは各GPUに「Neural Accelerator」を内蔵。
それぞれのGPUが並列に処理できるようになったため、爆発的にAI処理のパフォーマンスが上がったわけです。
目に見えるデザインやハードウェアに関しては変更がなく、ディスプレイやカラバリ、搭載する端子も同じ。バッテリー時間も相変わらずの約18時間。デフォルトの同梱アダプターが30W→40W Dynamic(一時的に60W充電ができるヤツ)に変わってはいますが、本体の充電速度は変わっていません。
とにかく、AI処理に関しては劇的に進化してるとみて良いでしょう! オンデバイスのLLM(大規模言語モデル)も想定してるようですし、手頃にAIアプリを試せるMacというのが、M5 MacBook Airの立ち位置かな。クラウドを介さないプライバシー重視の路線は、Appleのポリシーとしてもブレてませんね。
M5搭載MacBook AirとMacBook Proを比較。結論:ほとんどの人はAirで十分
昨日発表されたM5のMacBook Airを前にして、筆者も含めきっと多くの人が抱いたであろう感想は一つ。
もうみんなこれで良くないか?
今回のアップデートでMacBook Airは、Proモデルに引け目を取らないほどの大進化を遂げました。
M5チップ搭載へ
いわずもがなもっとも大きなトピックは、M5チップの搭載。
M5チップはAppleが「世界最速クラス」とうたうほど性能が向上しており、日常的に行なう作業がこれまで以上に快適になりました。たとえば、
・写真のRAW現像がより短時間で終わる
・動画の書き出しが速くなる
・複数のアプリを同時に開いても動作が重くなりにくい
・ローカルAIを使った文章整理や画像処理もスムーズに
とかとか。
その結果、これまでProモデルが得意としていた画像編集やAI処理も、MacBook Airでもほぼ同等レベルのパフォーマンスを発揮するようになりました。
標準ストレージも512GBに
さらに、標準ストレージが512GBに底上げされたことで、これまでの「Airは保存容量や速度が少し不安」という弱点も過去のものに。
M5 MacBook Airは、一般的なユーザーが行なう作業であれば、Proモデルを選ばなくても十分な性能を手に入れられる一台になったんです。
実際に、同じM5チップ搭載のMacBook Pro(ベースモデル)と比較してみると、
M5 MacBook Air
M5 MacBook Pro
ディスプレイ
13.6インチ
14.2インチ
CPU
10コア
10コア
GPU
8コア
10コア
メモリ
16GB
16GB
チップ
M5
M5
ストレージ
512GB
1TB
バッテリー
最大18hrs
最大24hrs
カラバリ
4種類(スカイブルー/シルバー/スターライト/ミッドナイト)
2種類(スペースブラック/シルバー)
価格
$1099(184,800円)
$1699(279,800円)
ハード面での大きな違いは、ディスプレイサイズ、スピーカー、ポートくらい。ビデオ再生でMacBook Airが最大18時間、MacBook Proが最大24時間と差はあるものの、実際のところビデオを24時間も見るって人もそうそういないはず。
性能としてはほぼ変わらず、MacBook Air(13インチベースモデル)とMacBook Pro(14インチベースモデル)の価格差は9万5000円。めちゃくちゃデカい。この浮いた金額分で周辺アクセサリーやキーボード、モニターを買うほうが賢い選択に思えてくる。
ついでに言えば、MacBook Airのほうがカラバリが豊富で、軽くで持ち運びやすいなら、メインPCとして断然視野に入ってくるのではないでしょうか?
もちろん、M5 Pro/Maxというさらなる高性能チップが必要ならMacBook Proを選ぶ必要がありますが、M5チップでじゅうぶんならAirのコスパは輝いて見えます。
より低価格でProモデルとほぼ同等の価値が手に入る、そんな存在になったM5 MacBook Air。
今晩MacBook Neo(?)が本当に発表されるのであれば、また立場が変わってくるのでしょうね。
