安価MacBook、爆売れの予感。長時間バッテリーに期待

安価MacBook、爆売れの予感。長時間バッテリーに期待

以前から「あればいいのになぁ」と思っていた、お手頃価格のバジェットMacBook。先日、Apple事情通アナリスト、ミンチー・クオ氏がその可能性を示唆し期待値が爆上がり中です。

安価MacBookの鍵となるのは、iPhoneで使用されているチップをノートPCで使うこと。そして、それによって実現されるであろう低価格化と同じくらい期待したいのは、長時間駆動のバッテリーです。

チップの性能差には(あっても)気づかない

iPhoneで使用されているのはApple自社チップのAシリーズ。一方、MacBookでは、同じくApple自社チップのMシリーズが搭載されています。

「モバイル用のAチップでパソコンまわせるの?」と思いますが、安価パソコンなら十分問題なさそう。元Macworld編集長のJason Snell氏が、チップ性能をまとめています。安価MacBookに搭載されると噂のA18 Proチップ(iPhone 16 Pro Maxのチップ)と、MacBook AirのM1・M2・M3・M4チップを、Geekbenchのスコアで比較(Snell氏のサイトでグラフにまとめられています)。性能はシングルコアではM4といい勝負、マルチコアでは大きな差がでてしまいます。

とはいえ、バジェット端末を求める人は、ゴリゴリ性能を求めていないと思うので、性能差に気づくようなタスクはそもそもしないと思われます。

性能差に気が付かないなら、iPhoneのA18 Proチップを採用する上で大きなメリットがあると、米Gizmodoが指摘しています。それは…チップのプロセスルール!

期待すべきはバッテリーの長時間駆動

安価端末でよくあるのは、ちょっと前のチップを搭載し、そのダウングレード分で低価格を実現するというもの。

MacBookでいうと、最新はM4チップ。安価にしようと思えば、M1チップまたはM2チップあたりが妥当かもしれません。なぜなら、M3・M4チップが3nmチップなのに対し、M1・M2チップは5nmプロセスルールのチップだからです。

プロセスルールとは、性能や省エネに関わるチップ製造要素の1つ。一般的には、数が小さいほど性能が高い上に省エネだと言われています。低価格実現のため、ちょっと前のチップを入れるなら、いっそ新しいモバイルチップを採用してほしい。だって、A18 Proチップは3nmチップなのだから!

安くて、バッテリーもちがよくて、カラフルで、ターゲット層は性能差にはほぼ気づかない…。こんな夢のような端末が本当に実現されるなら、そりゃバカ売れの未来しか見えませんけど。期待が膨らみます。

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