新型Mac Studio登場! M4 Maxとそれを超えるM3 Ultra「最もパワフルなMac」

新型Mac Studio登場! M4 Maxとそれを超えるM3 Ultra「最もパワフルなMac」

Airに引っ張られてお前まで…!

今週に「AIR」が出る。なんてApple(アップル)のCEO自ら予告していたので新型MacBook Air登場は期待していたんですが、なんとデスクトップ機「Mac Studio」まで新型が発表されました。

キャッチコピーは「Mac史上最もパワフルなMac」

まずチップ構成から。

最新のM4チップの最上位モデルとなる「M4 Max」。そして初お披露目となる「M3 Ultra」という2つのチップを選べます。

チップの世代はM4 Maxの方が上ですけど、処理能力はCPUとGPUコア数の多いM3 Ultraの方が上。

M3 UltraのCPUコアは最大32コア、GPUコアは最大80コアまで達し、ユニファイドメモリは最大512GB、ストレージ最大16TBとかいう化け物は、M4 Max比較で約2倍高速なパフォーマンス。M1 UltraのMac Studioと比較しても最大2.6倍高速な、「Mac史上最もパワフルなMac」であるとのこと。

また、ポートも前世代より最大3倍速い、最大120Gb/sの転送速度のThunderbolt 5ポートへとアップデートされています(前モデルはThunderbolt 4)。

もうスペック並べているだけでワクワクが止まらないのは、僕だけではないでしょう。そう、Mac Studioは数字から楽しめるMacです。

チップによってディスプレイサポートが異なる

M4 MaxとM3 Ultraは性能差だけでなく、わかりやすいところだとサポートするディスプレイの数が異なります。

・M4 Maxを選んだ場合

最大5台のディスプレイを同時サポート:

Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzのディスプレイ最大4台と、HDMI経由で4K解像度、144Hzのディスプレイ1台

Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzのディスプレイ最大2台と、HDMI経由で8K解像度、60Hzまたは4K解像度、最大240Hzのディスプレイ1台

・M3 Ultraを選んだ場合

最大8台のディスプレイを同時サポート:

最大6K解像度、60Hzまたは4K解像度、最大144Hzのディスプレイ8台

最大8K解像度、60Hzまたは4K解像度、最大240Hzのディスプレイ4台

前モデル(M2 Max/M2 Ultra)でも、やはり最大5台と最大8台サポートでしたが、仕様をチェックすると、最大出力解像度・リフレッシュレートが向上していたりと、接続台数以外のところも進化していますねー。

そして大量にディスプレイを繋ぎたい方はM3 Ultraの方をぜひ。最大8台のフル6K解像度のPro Display XDRに対応できるそうですよ。どれだけ居るのか?は謎です。

価格は32万8800円から。今すぐ予約OK、発売は3月12日

気になる価格ですが…

・M4 Maxのベースモデル(14コアCPU/32コアGPU):32万8800円から

・M3 Ultraのベースモデル(28コアCPU/60コアGPU):66万8800円から

となっています。

どちらも本日から予約受付中で、発売日は3月12日。

スタートダッシュしないと買えないようなMacじゃないと思いますが、いち早く化け物を手にしたい方は、この熱気が冷めないうちに。

それにしても、まさかお前(Mac Studio)まで一緒に出てくるとはねぇ…。ありがとうティム。デスクトップ派もにっこりですわ。

アップル、新型チップ「M3 Ultra」を発表--新型「Mac Studio」に搭載

 Appleは米国時間3月5日、同社がこれまで開発した中で「最も高性能なチップ」とうたう新型プロセッサー「M3 Ultra」を発表した。同日発表された新型「Mac Studio」に搭載され、「M2 Ultra」の最大1.5倍のパフォーマンスを提供するとしている。M3 Ultraによって、「Thunderbolt 5」への対応と、最大512GBのユニファイドメモリー構成が可能となる。

 Apple ハードウェアテクノロジー担当シニアバイスプレジデントのJohny Srouji氏は声明で、「M3 Ultraは拡張性の高いシステムオンチップアーキテクチャーの頂点を極めているので、スレッド処理が非常に多く、帯域幅を駆使するアプリケーションを実行するユーザーに特に最適である」といい、「32コアのCPU、強力なGPU、パーソナルコンピューター史上最も大容量のユニファイドメモリーへの対応、Thunderbolt 5の接続性、業界をリードする電力効率により、M3 Ultraに匹敵するチップはほかにはない」と述べる。

 技術仕様としては、M3 Ultraは24の高性能コアと8つの高効率コアを備えた最大32コアのCPUを搭載している。また同社製チップの中でも最大のGPUを採用し、最大80グラフィックスコアを備え、M2 Ultraよりも最大2倍のパフォーマンスを実現している。M3 Ultraは、「UltraFusion」パッケージングアーキテクチャーで構築されている。これにより、2つの「M3 Max」ダイを1万を超える高速接続でつなぎ、低遅延と高帯域幅を実現している。合計1840億個のトランジスターを搭載しているという。

 新型Mac Studioの「Apple Intelligence」を実行する32コアの「Neural Engine」は、人工知能(AI)と機械学習(ML)向けに設計されている。AIタスクを実行するために、CPU内のMLアクセラレーターや強力なGPU、Neural Engine、800GB/s以上のメモリー帯域幅を活用する。M3 Ultraを搭載したMac Studioでは、6000億以上のパラメーターを持つ大規模言語モデル(LLM)を直接デバイス上で実行できるという。

 AppleはM3 Ultraのメモリーアーキテクチャーを「パーソナルコンピューターにこれまで搭載された中で最も高い帯域幅を持つ低レイテンシーのメモリー」と呼んでいる。96GBから最大512GBのユニファイドメモリーをサポートし、3Dレンダリング、ビジュアルエフェクト、AIなどの大量のメモリーを必要とするタスクに適している。

 M3 UltraはThunderbolt 5に対応し、「Thunderbolt 4」の2倍以上となる最大120Gb/sのデータ転送速度を実現している。Thunderbolt 5の各ポートは、チップに直接組み込まれている独自に設計されたコントローラーに対応しており、Mac Studioの各ポートに専用の帯域幅を供給する。また、Thunderbolt 5を用いて複数のMac Studioのシステムをまとめて接続することも可能となる。

 M3 Ultraを搭載した新型Mac Studioは現在予約注文を受け付けており、3月12日に発売の予定となっている。

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