史上最も重い動物か 4000万年前の新種クジラ―ペルー

史上最も重い動物か 4000万年前の新種クジラ―ペルー

南米ペルー南部海岸の砂漠で、体重が最大340トンに達したと推定される4000万年前のクジラの仲間の化石が発見された。国際研究チームが首都リマで2日に発表し、英科学誌ネイチャーにも掲載された。これまで確認されている全ての動物の中で、最も重い可能性がある。

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 数十年にわたりペルーで発掘作業を続けた古生物学者が2010年、後に「ペルセトゥス・コロッスス」と名付けられた新種のクジラの仲間の骨を発見。重さ最大200キロ近くの巨大な脊椎骨13個や肋骨(ろっこつ)4本、腰骨1個が確認された。全長は20メートルに達したとみられる。発掘作業は数年を要した。

 恐竜を含めても、これまで動物で最大かつ最も重いと考えられているのはシロナガスクジラで、ギネス記録によれば、過去最大の個体は重さ190トン。これに対し新種は平均180トンだが、85~340トンまで幅があったと分析されている。

 研究チームによると、新種は体に対し極端に頭部が小さかったようだ。骨はシロナガスクジラの2倍以上の推定5~7トン。浮力を得るための脂肪を支える必要から骨が発達したとみられ、「哺乳類史上、最も重い骨だったのは確実だ」(研究者)という。その重さから泳ぎは不得手で、海岸近くの浅瀬に生息し、海底の餌をあさっていたと推測される。

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