46億光年先の銀河「すさまじい画像」…感度ハッブルの100倍、新型望遠鏡がとらえる

46億光年先の銀河「すさまじい画像」…感度ハッブルの100倍、新型望遠鏡がとらえる

米航空宇宙局(NASA)は11日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(ウェッブ)が撮影した天体の画像を初めて公開した。約46億光年先にある銀河団やそのはるか 彼方かなた にある多数の銀河を赤外線カメラで鮮明にとらえた。NASAによると、赤外線の観測で得られた画像としては、最も遠い天体を撮影できた可能性があるという。

NASAはこの日、バイデン米大統領らに観測成果について報告した。バイデン大統領は「科学技術、天文学、宇宙開発において歴史的な瞬間となる」などと述べた。

 昨年12月に打ち上げられたウェッブは現在、地球から約150万キロ・メートル離れた場所を飛行しており、今回が初の本格的な観測となる。今後、宇宙初期に誕生した星「ファーストスター」の撮影など、天文学史に残る観測を目指す。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージ図(NASAなど提供)

 ウェッブの開発費は100億ドル(約1兆3700億円)に上るとされ、史上最も高額で高性能の宇宙望遠鏡と言われる。六角形の鏡18枚を組み合わせた主鏡(直径6・5メートル)を使って近赤外線などを観測、遠方の天体を高い解像度で撮影できる。1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡に比べ、感度が100倍に向上した。

銀河の観測が専門の播金はりかね優一・東京大助教(天文学)によると、画像を詳しく分析すれば、138億年前の宇宙誕生から間もない頃の銀河などが見つかる可能性もある。播金助教は「すさまじい画像で驚いている。これほど遠くの宇宙空間を高感度に写したものは過去になかった」と話した。

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