SNSやDX…アルファベットの略語 「困る」85% 国語世論調査

SNSやDX…アルファベットの略語 「困る」85% 国語世論調査

 国語に関する世論調査では、SNSやAED(自動体外式除細動器)、DX(デジタルトランスフォーメーション)など「アルファベットの略語の意味が分からず困ることがあるか」も尋ねたところ、「よくある」「時々ある」が計85・1%に上った。

 「全くない」「余りない」は計13・9%。年齢層が上がるごとに「ある」の割合が高くなる傾向がみられたが、20代で67・1%、30代で79・5%が「ある」とするなど、若年層でも7割以上がアルファベットの略語に困惑していた。

 一方、全体の54・3%が略語が用いられる状況を「好ましくないと感じる」「どちらかと言うと好ましくないと感じる」と答えた。「好ましいと感じる」「どちらかと言うと好ましいと感じる」としたのは計45・1%。その理由で多かったのは「短く省略した方が使いやすいから」(77・9%)、「社会で広く使われている言葉だから」(54・6%)などだった。

 また、言葉の使い方に「非常に気を使っている」「ある程度気を使っている」と答えた人は計80・4%。調査方法の変更により単純比較はできないが、1997年度は67・3%、2004年度は70・6%、11年度は77・9%で、増加傾向にある。文化庁国語課は「SNSの広がりで、個人が自由に情報発信できるようになり、発信する言葉に気を使っている人が増えた影響ではないか」と分析している。

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