アップルの「Vision Pro」発表で「電脳コイル」トレンド入り 「SAO」の悲劇的なシーンを連想した人も

アップルの「Vision Pro」発表で「電脳コイル」トレンド入り 「SAO」の悲劇的なシーンを連想した人も

 米Appleが発表した「Vision Pro」。同社初のMRヘッドセットが実現する近未来的な機能の数々は、SFアニメを想起させるものだった。発表のあった6月6日にはTwitterで「電脳コイル」が一時トレンド入りした。

 TwitterではVision Pro発表直後から「電脳コイルのメガネだ」「既視感あると思ったら電脳コイルかな」といった声が上がっていた。電脳コイルは磯光雄監督の原案・原作によるSFアニメ(2007年放送)。舞台は子ども達の間で「電脳メガネ」というネットに常時接続して様々な情報を表示する機能を備えたウェアラブルコンピューターが大流行した近未来だ。設定では202X年となっている。

 電脳メガネは、かけると慣れ親しんだ町にバーチャルな町が重なって映し出され、電脳ペットを飼ったりゲームをしたりして遊べる。Vision Proの発表動画でもバーチャルなディズニーキャラクターなどが自室に現れるシーンなどがあったため、アプリさえできれば電脳ペットは飼えるかもしれない。

 他にもTwitterでは「(電脳メガネのように)子どもが遊びで使えるくらいにお安くなって欲しい」といった声も。Vision Proの価格は3499ドル(約48万8000円)なので、未来に期待するしかない。

 一方、川原礫さんによるライトノベルを原作とするアニメシリーズ「ソードアート・オンライン」(SAO)に登場するフルダイブ型VRマシン「ナーヴギア」に似ているという人もいた。

 もっとも、似ているのはVRの部分ではなく、Vision Proが装着した人の「デジタルペルソナ」(3Dアバター)を作る機能。SAOでプレイヤー達がゲームに閉じ込められた際、アバターがユーザー本人の顔になってしまい、「あんた男だったの?」「17って嘘かよ!」といった言葉が飛び交う悲劇的なシーンを想起したようだ。

 確かに仕事の時はともかく、プライベートでは素顔を隠したいケースも多いはず。Vision Proが発売された後、デジタルペルソナをオフにする設定があれば重要なTipsになるかもしれない。

 Vision Proの発売は米国では24年初め、それ以外の国では同年後半になる予定だ。

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