新MacBook Pro/Mac miniのベースモデル、SSD速度が前モデルより低下か

新MacBook Pro/Mac miniのベースモデル、SSD速度が前モデルより低下か

新型の14インチ/16インチMacBook ProおよびMac miniの発売が2月3日に迫るなか、いずれもベースモデル(SSD最低容量)での内蔵ストレージ読み書き速度が大幅に低下している可能性が指摘されている。

まずM2 Pro搭載14インチMacBook Proにつき、ベースモデルのSSD 512GBモデルでは同容量のM1 Pro MacBook Proに大差が付けられているとのベンチマーク結果が公表されている。Blackmagic Disk Speed Testによる比較は、画像の通りである。

後継モデルのSSDが遅くなっている現象は、M2 MacBook Air(内蔵ストレージ256GB)でも確認されていたことだ。前モデルのM1 MacBook Airでは2つの128GB NANDチップに分割されていたが、M2モデルでは256GBの1チップに置き換えられていた。

つまり、M2 MacBook Airは一度に1つのチップしか読み書きできないため、M1モデルの「同時に2チップ読み書き可能」より遅くなっていたわけだ。

そしてM1 Pro MacBook Pro(SSD 512GB)も、ストレージが4つの128GB NANDチップから構成されていたことが分解により明らかとなっている。

だがM2 Pro MacBook Proでは大容量のNANDチップに置き換えられ、数が減らされているようだ。M1 Proモデルではロジックボード前面に2つ、背面にもう2つのチップがあったのに対して、M2 Pro モデルは基板前面に1つだけ見えているという。おそらく背面にもう1つNANDチップがあると思われるが、要は4個から2つに半減されているわけだ。

そうした変更は、M2 Mac mini(SSD 256GBモデル)にも及んでいる。YouTubeチャンネルのBrandon Geekabitが公開した分解動画では、M1モデルでは128GBチップが2つ搭載されていたが、M2モデルでは256GBチップ1つになっていることが判明している。

やはりBlackmagic Disk Speed TestによりSSDの読み書き速度を確認してみると、M2モデルは旧世代機よりも30~50%程度遅くなっている。

ことは単に内蔵ストレージの読み書きが遅いだけ、には留まらない。Macが重い作業を処理する場合、物理RAMが足りなければSSDをRAMとして扱う「仮想メモリ」を利用することになる。つまりSSDの読み書きが遅ければRAMへのアクセスも遅くなり、ひいてはMac全体の動きが鈍重になる恐れがある。

そうした事態を避けたければ、より多くのチップが使われている可能性がある大容量モデルを買った方が無難かもしれない。

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