地球サイズの巨大望遠鏡で観測、撮影 天の川のブラックホール

地球サイズの巨大望遠鏡で観測、撮影 天の川のブラックホール

ブラックホールは、非常に大量の物質が狭い領域に押し込められた天体だ。重力は非常に強い。光さえも抜け出すことができず、周囲にあるガスなど、あらゆるものを吸い込んでしまう。光も発しないため、姿をとらえるのは難しく、観測は周囲にあるガスや星が放つ光や電波、X線などをとらえていることで成り立っている。

また、ブラックホールの中央部は光が飲み込まれ、黒い穴のようにみえる。周囲にある明るい環(わ)はブラックホール周辺にある高温のプラズマガスから発せられた電波だ。電波は強い重力の影響で進行方向が曲げられ、本来は地球とは別の方向に向かっていた電波も地球まで届くという。

イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)は、国立天文台などが建設したチリのアルマ望遠鏡や米欧、南極など世界各地の電波望遠鏡を連携し、地球サイズの巨大な望遠鏡に匹敵する高解像度の観測体制を構築。そのことによって、ブラックホールのごく近くの様子を高解像度で画像化が可能になった。EHTの視力は人間の約200万倍にもおよび、月に置いたゴルフボールが地球から見える視力に相当する。

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