宮古島の湧き水に新種ヨコエビ 目がなく足がグローブの形 遠い小笠原に遺伝的に近いエビ

宮古島の湧き水に新種ヨコエビ 目がなく足がグローブの形 遠い小笠原に遺伝的に近いエビ

 浦添市の環境コンサルタント会社「イーエーシー」の青柳克主任研究員と広島大学や京都大学などのグループは5日までに、宮古島の湧き水から見つかった目を持たないヨコエビが新種と判明したと発表した。宮古島で発見されたことから「ミヤコメリタヨコエビ」と命名。小笠原諸島に分布する新種の「オガサワラメリタヨコエビ」と遺伝的に近い類縁関係を持つことも分かった。

 青柳氏が2012年に宮古島の複数ある淡水の湧き水で採集を行い、これまでに約30個体を発見した。

 ミヤコメリタヨコエビの体長は約5ミリ程度。目がなく白い体が特徴で、咬脚(こうきゃく)と呼ばれる足が野球グローブの形をしている。

 広島大や京都大などの共同研究で、小笠原のオガサワラメリタヨコエビと似た遺伝子構造であることも判明。今後は進化のルーツや分布状況などが明らかになることに期待される。

 青柳氏は「湧き水が豊富な場所に希少なヨコエビが生息している可能性がある。ヨコエビの起源に迫りたい」と話した。

 研究成果は昨年12月22日にドイツの学術誌で公開された。

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