米アップルの時価総額、一時3兆ドルを突破 世界初 VRや自動車参入に期待も

米アップルの時価総額、一時3兆ドルを突破 世界初

ニューヨーク(CNN Business) 3日の米株式市場で米アップルの時価総額が一時、3兆ドル(約346兆円)の大台を突破した。公開企業の時価総額が3兆ドルを超えるのは初めて。

アップルの株価は一時、約3%上昇して過去最高値の1株182.88ドルを記録し、時価総額3兆ドルに必要な1株182.85ドルの水準を突破した。その後はこの水準から値を落とした。

アップルの時価総額が初めて1兆ドルを超えたのは2018年8月、2兆ドルを超えたのは20年8月だった。

アップル時価総額、一時初の3兆ドル VRや自動車参入に期待も

2022年初めての取引となった3日の米株式市場で、米アップルが一時182.88ドルと過去最高値を更新し、時価総額が3兆ドル台に乗せた。上場企業として時価総額が3兆ドルを超えるのは世界初。ベストセラー製品を発売し続けながら、自動運転車や仮想現実(VR)などの新市場を開拓していく姿勢に投資家が信頼感を示した格好だ。

アップル株は正午ごろに最高値を付け、この日は2.5%高の182.01ドルで終えた。終値での時価総額は約2兆9900億ドル。

他の米ハイテク企業の時価総額は、マイクロソフトが約2兆5000万ドル、グーグルの親会社アルファベット、アマゾン・ドット・コムが共に1兆ドル以上。テスラも1兆ドルを超えている。

ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのシニア・グローバル・マーケット・ストラテジスト、スコット・レン氏は「市場ではファンダメンタルズとバランスシートが力強い企業が報われており、時価総額が巨大化するこうした企業はビジネスが実際に強靭であることを証明している」と指摘。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は「アップル再評価の鍵を握るのはサービス事業だ。市場の目にはサービス事業だけで1兆5000億ドルの価値があると映っているのではないか」と述べた。

アップルは早い段階から高速通信規格「5G」に対応。こうした動きも株価上昇につながっているとの見方も出ている。

アップル株は昨年10月の第4・四半期決算発表以降、年末までに16.4%上昇。2021年全体では34%上昇した。

テスラの時価総額が自動車メーカーとして世界最大になるなど、米国では電気自動車(EV)銘柄に投資する動きが強まっているが、市場ではアップルも今後数年内に自動車業界に参入するとみられている。

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