富士フイルム、ミラーレスカメラ「X-T3」を発表!動画も写真も本気なアップデート

富士フイルム、ミラーレスカメラ「X-T3」を発表!動画も写真も本気なアップデート

安心してください、デュアルスロット、ついてますよ。

新しいミラーレスカメラに疲れちゃいました?このくらいで疲れてたらダメです。だって今日、富士フイルムのX-T3が発表されたんですから。

しかし富士フイルムはフルサイズミラーレス戦争には乗らない様子。X-T3は新開発の2610万画素APS-Cセンサー「X-Trans™ CMOS 4」を採用しています。

この新しいセンサーに加えて、画像処理エンジンもクアッドコアの「X-Processor 4」にアップデートされました。パフォーマンスが劇的に進化したことにより、APS-Cミラーレスカメラで世界初の4K/60p 10bitビデオ撮影が可能になったとのこと。4K/60p撮影時のクロップ率は1.18倍、4K/30pにいたってはクロップなしと、これは他社のフルサイズミラーレス機に比べて魅力的に感じる人も多いのではないでしょうか。

富士フイルムの動画への本気度がわかるアップデートは他にもあります。前モデルのX-T2には搭載されていなかったタッチスクリーンとヘッドホンジャックが搭載されたのです。タッチスクリーンはフォーカスポイントの操作に便利ですし、ヘッドホンは音声モニタリングするのに必要。特にヘッドホンに関しては、X-T2で使おうとすると、3万5000円くらいするバッテリーグリップを別に買う必要がありましたから、うれしい改善ですね。

もちろん写真機としても順当に進化しています。X-Processor 4のおかげでフォーカスや露出のサーチ回数が約1.5倍に増加し、より正確で高速なピント合わせを実現しました。スポーツ・動物撮影のカメラマンはミラーレス機を敬遠しがちですが、その人たちにどのくらい響くのか、気になるところですね。

これ以外にも、ユーザが望んでいた細かいアップデートが。

・瞳AFがAF-Cでも使えるように

・EVFはX-T2の236万ドットから396万ドットに

・ISOの最低常用感度がISO200からISO160に

・位相差AFの低照度限界をX-T2の-1EVから-3EVへ

・視度調整ダイヤルのロック機構装備

などなど

そして、X-T3がニコン Z7/Z6やキヤノン EOS Rに勝っている点がひとつ。それはSDカードスロットが二つあるということ!RAWとJPEGを分けて管理したい人や、絶対にデータを失くしたくないプロユーザには必須のポイントですね。

さらにもうひとつ大きなアドバンテージ、それは価格。ボディのみの市場予想価格は約18万5000円で、18-55mmレンズキットは約23万5000円です。ニコン、キャノン、ソニーのフルサイズ機種と比べると、5万円くらいの差はあります。フルサイズを避けて浮いたお金でレンズを買う選択肢も全然アリそう。

X-T3の発売日は9月20日。9月後半にはパナソニックのフルサイズミラーレスも噂されていますので、ミラーレス祭りはしばらく続きそう。焦らず、心を強く持って見守りましょうね。

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