電源アダプタに繋いだままで大丈夫!バッテリーリフレッシュは必要無し!MacBookのバッテリー寿命を伸ばす正しい方法。
こんにちは。
12インチMacBook(2017)を愛機として使っている筆者ですが、ふとバッテリー寿命について気になった事があって色々調べたのでまとめます。
バッテリーの寿命とは?
ここでいうバッテリーの寿命とは、"Appleの定める充放電回数の限界"を指します。これについては単に「何回充電したか」ではなく、「計何%分放電したか」を指します。
例えば筆者の使用しているMacbook(2017)は上限が1000回ですが、その1回は100%分の充電を指します。30%分充電し次の日に70%分充電したら計100%で1回、という計算です。(計100%の放電をした計算になります)
上上限回数を超えると使用できなくなるわけではなく駆動時間が短くなるとされ、Appleはバッテリーの交換を推奨しています。
駆動時間と耐用年数を伸ばすには?
以下、Appleの公式サイトで述べられている点を簡単にまとめました。
省エネルギー設定
ディスプレイ輝度を暗く
未使用時はWi-Fi、Bluetoothはオフに
未使用時は周辺機器を外し、アプリケーションを終了させる
iPhone充電時はMacBook本体をコンセントに繋いでから
1番下の点については、「MacBook Air、MacBook Pro向けのヒント」とサイトにも書いてありますが、USB-C端子一つのみの12インチMacBookではハブ等を接続した場合に限られます。
バッテリー寿命を延ばす充電の仕方は?
MacBookの本体バッテリーを40-80%に保ち、電源アダプタに繋げたまま使用しない
これは巷でも有名な方法ですね。過充電、満充電、そしてバッテリーを使い果たした状態での放置はリチウムイオン電池の特性上その劣化を招くとされています。
しかし先の通りAppleの言うバッテリー寿命とは充放電回数の上限、の事を指します。つまり、40-80%間隔で使用をし充電方法に気をつけても、それを無視して充電を繰り返しても充放電回数の1回にはカウントとして差が無いと考えられます。
でもこの方法、果たして正しいのでしょうか??
バッテリの寿命についてAppleのサポートに聞いてみました。
得られた返答としては、
「バッテリー使用をするより、電源アダプタに繋いで使用した方がバッテリーの寿命には良い」
でした。
知られていますがiPhoneのリチウムイオン電池とは異なり、MacBookはコンセントにつなぐと充電と同時にその使用は「給電」という形で、コンセントに繋がった電源アダプタをバッテリーとして駆動します。このため電源アダプタは熱を持つものの、本体バッテリー使用時よりも本体バッテリーに熱を持つ事が回避できます。
Appleに限らず最近のデバイスの多くは過充電防止のため満充電後は自動で充電を停止させるプロセスが働いていたりします。さらにAppleのリチウムイオン電池では、バッテリー寿命を延ばすため80%以降の充電速度は落ちます。これに関連して「MacBookが100%充電できない」というトピックを見かけますがそのほとんどは満充電防止のため、充電速度が低下し98-99%で止まっているためだと思われます。
ひと昔ほど、MagSafe規格採用の旧MacBook Pro、Airなどのアダプタそのものに細工をしバッテリーの充電を防ぐ方法、なんてものもありましたね。
結論
上の調べまとめた結果に加え、Appleのサポート様からお言葉いただいたので1部参考にした上でまとめていこうと思います。
Appleのサポートより、
「コンセントに挿しっぱなしでも充電後は電源がACアダプタに移行し本体への給電のみになる仕様のため過充電の心配はない」
「99%付近まで充電し給電になるとバッテリーへの負荷は無いと考えてよい」
「上二点からバッテリー充電完了後も引き続きコンセントに挿したまま使用しても問題ない」
「バッテリーリフレッシュについても、最新のリチウムイオンバッテリー搭載の近年のMacBookは必要ない」
と、お言葉をいただきました。お忙しい中ありがとうございました。
これをまとめると、
電源アダプタに繋いだまま使用したほうがサイクル劣化を回避できる
内部でプロセスが働き電源アダプタからの給電になるため長期を除いて過充電は心配ない
過去のリチウムバッテリーとは異なるためユーザーのバッテリーリフレッシュは不必要
といったところですね。
Appleのサイトを見ても現MacBookのバッテリーパフォーマンス最大化について、バッテリーのリフレッシュや40-80%に保つ事を推奨など書いていないことからも納得です。
加えてAppleはiPhoneの充電時に電源アダプタに繋いだ状態での充電を推奨していますが、これもMacBook本体のバッテリーを無闇に消費させないためだと考えれば辻褄が合います。疑問に思ったらなんでも自分で調べてみるものですね。
上意見らを参考にして今後も大事に使っていこうと思います。
※10/28追記
Macに対して給電のみになるプロセスは99-100%後なのをかんがみて、
外出時はバッテリー使用、自宅では100%まで充電後そのまま電源アダプタから給電状態で使用
という形で筆者は使っています。
普段なら本体に熱を持つ作業や長時間の仕様も給電状態なのでバッテリーへの熱が回避できて結果的に劣化の回避にも繋がっているのかな、と思います。
本体バッテリーが90%以下の状態で電源アダプタに繋いだまま使用すると、電源ソースは充電中の本体バッテリーになってしまうため注意。
しかし実際は、条件はあるものの一回のバッテリー交換に20,000円もかからないので、半年に一回くらいのペースでバッテリー交換したいなとか思う筆者でした。
筆者の呟き
Macのバッテリー寿命の件。やっぱりACアダプタに繋げたままの仕様の方が長命化しそう。
サポートからの意見もそうだし、例えば中古Macを買うときの本体バッテリー劣化基準も充放電回数なわけで。たまに充放電させるべきだけど、ACアダプタに繋げたままの方が充放電回数は減らせるしね。
バッテリー寿命を伸ばす方法に、電源アダプタを繋げたまま使用する、バッテリーリフレッシュをする、なんてそのまま書いてある各メディアはソースどこなんだろう?いまいちわからないんだけど