AppleとGEの提携により、Predixの産業向けアプリが iPhoneとiPadで利用可能に

キャサリン・アダムズ、ゼネラルカウンセル兼SVPとしてAppleに入社

ブルース・スーエルはAppleのゼネラルカウンセルを辞職

キャサリン・アダムズがゼネラルカウンセル兼法務およびグローバルセキュリティ担当シニアバイスプレジデントとしてAppleに入社します。

カリフォルニア州クパティーノ、Appleは本日、元ハネウェル社シニアバイスプレジデント兼ゼネラルカウンセルのキャサリン·アダムズが、ゼネラルカウンセル兼法務およびグローバルセキュリティ担当シニアバイスプレジデントとしてAppleに入社することを発表しました。キャサリン·アダムズはCEO(最高経営責任者)ティム·クックの直属となり、Appleのエグゼクティムチームの一員となります。

Appleはまた、2009年以来Appleのゼネラルカウンセルを務めてきたブルース·スーエルが本年末に退職することを発表しました。

「ケイトを私たちのチームに迎えられることになり、とても感激しています。彼女は並外れた判断力を持つ経験豊かなリーダーであり、世界中で様々な法律問題に関わってきました。彼女はまたキャリアを通じて、私たちがAppleで大切にしている価値観の多くを支援してくれる人でもあります。」また、「ブルースは8年間にわたりAppleのために献身的に働き、非常に輝かしい実績を残してくれました。彼の退職にあたり心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼は私たちのIP(知的財産)、お客様のプライバーに関わる権利、そして私たちの価値観をも休むことなく守り続けてくれました。ブルースはゼネラルカウンセルという職に新たな基準を築きました。彼と一緒に仕事をしたこと、そして彼を友人と呼べることを誇りに思っています」と、AppleのCEO、ティム·クックは述べています。

「Appleは世界にとても大きな影響を与えてきました。そんなAppleのエグゼクティムチームに加わることは光栄です。Appleがさらに成長し世界中で進化していく上で、そのアイデアと知的財産を守り、共有する価値観を守ることに貢献できることをとても嬉しく思っています」と、ケイト·アダムズは述べています。

「Appleの素晴らしいエグゼクティムチームやとてつもなく優秀な人々、特に法務およびグローバルセキュリティ部門の仲間と一緒に働けたことは一生のうちで最も光栄なことでした。この仕事で私が費やした年月は、私のキャリアで最も満足を与えてくれたものでした。ケイトがAppleに加わることを嬉しく思うとともに、彼女がAppleにとって大きな財産となることを確信しています」と、ブルース·スーエルは述べています。

ティム・クックとブルース・スーエル、1 Infinite Loopにて

2003年にハネウェルに入社する前、アダムズはニューヨークのシドリー·オースチンLLPのパートナーでした。それ以前には、最高裁判所裁判官サンドラ·デイ·オコナーの法務書記、米国司法省環境および天然資源部門上訴課法廷弁護士、そして当時第一巡回裁判所の米国上訴裁判所の裁判長を務めていたスティーヴン·ブレイヤーの法務書記を務めました。  

アダムズはブラウン大学で比較文学学士号、シカゴ大学ロースクールで法律の学位を取得しました。

AppleとGEの提携により、Predixの産業向けアプリが iPhoneとiPadで利用可能に

カリフォルニア州クパティーノおよびカリフォルニア州サンラモン――AppleとGEは本日、GEの産業界向けIoT(Internet of Things)プラットフォーム「Predix」を通じて予測データの取得と分析を行なうよう設計されたパワフルな産業用アプリケーションを、iPhoneおよびiPadに提供することを発表しました。両社は新たにiOSのためのPredixソフトウェア開発キット(SDK)も発表し、デベロッパはこのツールを利用して独自のパワフルな産業用IoTアプリケーションを開発できるようになります。

「GEは、航空機、製造、ヘルスケア、エネルギーといった領域の産業分野で数々のイノベーションを起こしてきた歴史を持つ理想的なパートナーです。AppleとGEは共同で、GEのPredixプラットフォームと、iPhoneおよびiPadのパワーと使いやすさを組み合わせることにより、産業界の在り方を根底から変革していくことを目指します」と、AppleのCEO(最高経営責任者)、ティム·クックは述べています。

「AppleとGEの提携により、デベロッパの皆様には独自のパワフルな産業用IoTアプリケーションを開発するツールを提供します。当社のお客様は、従業員の能力をモバイルを通じて高める必要にますます迫られています。GEとAppleは共に協力し、産業分野の企業に対して、iPhoneやiPadからPredixによる予測データや分析を利用できるパワフルなアプリケーションを手にする機会を提供してまいります」と、GEの会長兼CEO、ジョン·フラナリー(John Flannery)氏は述べています。

新登場のiOSのためのPredix SDKは10月26日(木)- 米国西海岸時間よりダウンロードを通じて提供されます。このSDKにより、デベロッパはPredixによる産業分析をフル活用できるパワフルなネイティブアプリケーションを開発し、世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステムであるiOSのパワーと使いやすさを利用できるようになります。

これらのアプリケーションにより、産業オペレーターは、自分のiPhoneやiPadを操作して、自社装置の性能に関する洞察を得たり、可視化を行ったりすることができます。例えば、あるPredixアプリケーションでは、風力タービンのような装置に見られる潜在的な問題をiPhoneを手にした作業者に知らせ、遠隔地にいるチームと協力して、その場で検査や修理したり、関連データの収集を支援したりできます。こうした産業用アプリケーションは、情報ループをいち早く閉じることで、コスト節約を推進したり、予期せぬダウンタイムの最小化に貢献します。

Appleとの提携により、GEは社内向け·お客様向けの両方のアプリケーションを開発できるようになるため、従業員は自分の仕事の質を高めて、より効率的なオペレーションを実現するパワフルなツールを得られるようになります。App Storeで提供中のGE APM Cases(アセット・パフォーマンス・マネジメント導入事例)アプリケーションは産業分野のビジネス向けに、機械の信頼性や可用性を高めると同時に、保守費用の削減と操業時のリスク管理を支援します。Exelon Corp.などの企業ではAPMアプリケーションを作業に導入済みで、装置のアップタイムの改善と全般的な生産性の向上を実感しています。

「Appleはハードウェアとシンプルなソフトウェアインターフェイスでスタンダードを築いたことで知られています。それをPredixのパワーと組み合わせ、当社Exelonがデータ収集と分析を行うとなれば、ゲームチェンジャーとなるソリューションの可能性は無限です」と、Exelonのコーポレートイノベーション担当ディレクター、ブライアン·ホフ(Brian Hoff)氏は述べています。

GEは、iPhoneとiPadを同社のモバイルデバイスの標準とする一方で、全世界で33万余名を数える従業員が使用するコンピュータの選択としてMacを推奨していくことを予定しています。Appleは、同社のお客様とデベロッパに対して、最良のIoT分析プラットフォームとしてGEのPredixを推奨していくことを予定しています。

Appleは1984年にMacintoshを登場させ、パーソナルテクノロジーに革命を起こしました。今日Appleは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVにより世界のイノベーションを牽引しています。Appleの4つのソフトウェアプラットフォーム――iOS、macOS、watchOS、tvOS――はすべてのApple製品でシームレスな体験を提供するとともに、App Store、Apple Music、Apple Pay、iCloudといった画期的なサービスで人々の可能性を拡げています。Appleの10万人以上の社員は世界で最も素晴らしい製品を創り出すこと、そして自分たちが生まれてきた世界をさらに良いものとして次世代へ残すことに邁進しています。

GEは世界をリードするデジタル・インダストリアル・カンパニーで、ソフトウェアで定義される機械と、ネット接続され、応答性に優れる予測型ソリューションにより産業界の変革を推進しています。GEは、グローバル規模の知識の共有元となる“GE Store”の下に組織され、これを通じて、各事業部門が同じ技術、市場、体系、知性を共有·利用しています。個々の発明は、当社の産業セクターを横断して、さらなる革新と応用を生み出しています。人材、サービス、技術、規模を備えることで、GEは、産業界の言語で語りかけることで、お客様に対してより良い結果を提供しています。詳細については GE をご覧ください。

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