新入社員の「さすがに非常識すぎる」行動7選
いよいよ新年度。この春から社会人となる新入社員諸君にとっては、入社早々失敗したくないと、緊張した日々を送っている人も多いことだろう。
■学生気分の今だからこそ、やらかしてしまいがち
「遅刻をしないよう、余裕を持って出社する」「清潔感のある身だしなみを心がける」「提出書類や印鑑などの忘れ物に気をつける」といった最低限のことには当然、気をつけているだろうが、その他にも、学生気分が抜けきらないこの時期だからこそやってしまいがちな非常識なミスがある。人事の経験がある識者や20代の先輩ビジネスパーソンに話を聞くと、そんな失敗例が続々と出てきた。
新人のミスは大目に見てもらえるものだが、あまりに非常識なことばかりしていると、さすがに上司や人事に悪い印象を与える。以下、反面教師としてご紹介しよう。
NG行動1 研修中に寝たり、お菓子をつまんだりしない
多くの会社では、入社直後に何らかの研修をおこなうはず。ここで教わることは重要なことばかりだが、長時間の座学に耐えられなくなる人もいるようだ。
『仕事も人間関係もうまくいく! マナードリル』(総合法令出版)著者である亜細亜大学非常勤講師の関下昌代さんは、以前、企業の新入社員研修に携わるなかで、そんな新入社員を見てきたという。
「よく見るのは、堂々と居眠りを始める人。さらには研修中に、机の中からゴソゴソとお菓子を出して、食べ始める人もいました。注意したら、『え、だって、小腹が空いたので』と悪びれずに答えられたことも(笑)」(関下さん)。居眠りも間食も、物事を教わる人の態度ではない。研修とはいえ、勤務時間のうちだし、給料も支払われる。大学では許されていたとしても(本当はNGだが)、そうしたことをするのは絶対にNGだ。
さらに、「自分の配属先ではない部署のマネジャーが壇上で話し始めると、とたんに聞かなくなる人もいます。せっかく各部門の人の顔と名前を覚える絶好のチャンスなのに、それを逃すのは、なんとも浅はか。人事はそういうところからも、新入社員の態度をチェックしていますよ」と、指摘する。
■休憩時間も、ハメの外しすぎはNG
NG行動2 休憩中に大声ではしゃがない
緊張して研修を受けていると、休憩時間はホッとするものだが、何をしても良いわけではない。「大声でしゃべっていたら、『いくら休み時間でも、他人の迷惑を考えずに大声でしゃべるな』と怒られた」(アパレル業界勤務・26歳)という人がいたが、これは当然のこと。隣の部屋で会議や商談をしていることもあれば、クレーム応対の電話をしていることもある。会社に訪れたお客様に偶然目撃されることもありうる話だ。社内はもちろん、社外の人に聞かれれば、「非常識な会社だ」という噂が広まるかもしれない。「他にも、机の上に座って話していたり、研修の部屋で堂々と化粧したりする人も。もちろんダメです」(関下さん)
NG行動3 タメ口をきかない
関下さんは、新人研修に携わった企業の配属先から「新人がタメ語で話してくる。どういう教育をしているんだ」と怒られた経験があったそうだ。
社外のお客様には敬語が使えるのに、自分の部署や、他部署の人に対してなぜかタメ語で話し出す人がいるという。フレンドリーに接したいのかもしれないが、最低限の礼儀は必要だ。さらに、派遣社員の若い女性にタメ口をきく新入社員もいたと振り返る。正社員だからといって偉そうにしていると、悪評が広まるのは間違いない。
NG行動4 仕事中、私物のスマホをチェックしない
LINEやSNSをチェックしたり、ニュースを見たりと、1日中スマホをいじっている人は多いだろう。長時間チェックしないと落ち着かないという、依存症の人もいるようだが、それが勤務時間中に出てしまうのは問題がある。仕事の最中に、チラチラ、私物のスマホをチェックしていたら、「仕事に集中していないだろう?」と言われても文句は言えない。
「休憩時間にスマホを見るのは構いませんが、スマホに没頭するあまり、研修担当者や上司と廊下ですれ違っても無視する人がいます。これは感じの良いものではありません。廊下ですれ違う時は、『お疲れ様です』と声をかけるか、軽く会釈をするのがマナーです」(関下さん)
■ランチや飲みの席でテーブル上にスマホを置かない
NG行動5 会計している様子を後ろでジロジロ見ない
入社後、配属されると、上司や先輩にランチや飲みに連れていってもらう機会があるかもしれない。そんなとき、最低限のマナーは守るようにしよう。
「おそらく、上司や先輩にごちそうになると思いますが、上司より高いメニューを頼むのはマナー違反です。親しくなってからなら構いませんが、最初のうちは上司と同じか、高くないものを頼んでおきましょう」(関下さん)。先輩にその店のオススメを聞いて、それを頼むのも手だ。
ごちそうになった後、「上司が会計を済ませている時に、その様子を後ろで見ていたら、『ジロジロ見るな』と言われた」(新聞・26歳)という人もいた。お礼を言うために、近くにいたのかもしれないが、これもマナー違反だ。会計をしている間、先に店外に出て、上司が出てきた時にお礼を言うようにしよう。また、友人と一緒にいるときと同様に、テーブルの上にスマホを置くのもNG。上司や先輩と話している時、チラチラとチェックするのは、失礼だ。
NG行動6 会社支給の携帯やパソコンをなくさない
「会社から支給された仕事用の携帯を、いきなりなくした」(IT・24歳)という人もいた。仕事用の携帯電話、パソコンなどをなくしてしまうと、会社の費用のムダになるばかりか、悪用されるリスクもある。社外秘の情報を抜き取られたら、大変な損失だ。取り扱いはくれぐれもご注意を。とくに、アフター5の飲みなどは要注意。持っていくことを禁止している会社もある。万が一紛失したら、速やかに会社に報告した方がいい。
■欠勤の際は、メールだけではなく電話も入れよう
NG行動7 親に欠勤の電話をさせない
慣れない環境で疲れがたまれば、カゼをひくこともある。「社会人たるもの、少々の風邪ぐらいで休んではいけない」という人もいるかもしれないが、同じ職場の人たちに感染しそうな時には、出勤を自粛すべきだ。
ただ、問題なのは、欠勤の連絡仕方。関下さんは、こんな新入社員にあ然としたことがあるという。「風邪で欠勤の電話連絡がお母さんからかかってきたんです。緊急事態で自分で電話ができない場合を除き、本人が電話してくるのが、自立した大人の取るべき行動です」。
ここまでいかなくても、体調を崩した時の欠勤連絡は、メールだけでなく、上司に1本電話を入れるようにしたい。メールだけだと「ウソでは?」と疑われることがあるし、失礼だと考える上司もいるからだ。
「会社の同期会で飲みすぎて、二日酔いで翌朝出社できない」という時は、話すとバレるので、メールだけにしておきたいところだが、ちゃんと電話しよう。「二日酔いの時、『風邪をひいた』などとウソでごまかす人がいますが、バレたら大目玉です。そもそも、翌日会社があるのに飲みすぎるのはダメですが、正直に言ったほうがまだマシです。組織の一員としての自覚を持った言動をして欲しいですね」(関下さん)。
以上、「こんなこと、やるわけないよ!」という人も多いと思うが、一応、頭に入れておいてほしい。
