デートでバレる「一生、モテない人」の3大欠点「二流の欠陥」は全部わかります

デートでバレる「一生、モテない人」の3大欠点 1回会えば「二流の欠陥」は全部わかります

「学歴・頭のIQ」で、「仕事能力」は判断できない。仕事ができるかどうかは、「仕事のIQ」にかかっている。

 『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(ミセス・パンプキンとの共著)が合わせて25万部突破の大ベストセラーになった「グローバルエリート」ことムーギー・キム氏。

 彼が2年半の歳月をかけて「仕事のIQの高め方」について完全に書き下ろした最新刊『最強の働き方――世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』は、アマゾンでも4日連続で総合1位を獲得するなど、早くも19万部を超える異例の大ベストセラーとなっている。

 本連載では、ムーギー氏が「世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ教訓」の数々を、『最強の働き方』を再編集しながら紹介していく。

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「人生の落とし穴」のような恋人もいる

 「うわー、この人と話をしても本当につまらんわ……。食事なんかに行かなかったらよかった……」

 世の中には、友達としては非常に好ましいが、「人生の落とし穴」のような二流の恋愛相手が存在する。

 彼ら彼女らは、「友達フォルダー」や「他人フォルダー」に入っている人に対しては、礼儀をわきまえ、笑顔を忘れず、自己中心的にもふるまわない。

 ところが、いったん「潜在的恋人フォルダー」に入ると、あらビックリ、あっという間に超絶厚かましくなったり、遠慮や思いやりは消え失せ、自分を最優先してもらって当然だと思うようになるのだ。

 彼ら彼女らは、いざデートに行っても、「2人で過ごす時間をお互いにとって楽しいものにしよう」とか「お互いをもっと理解し合おう」と思うことは永遠にない。代わりに、「あなた、どれだけ私を幸せにできるの?」などと、テレビドラマを見すぎたようなバカなことを、本気で考えている。

 異性に対して、「相手が自分に何をしてくれるのか」ばかりを考えたり、「自分が好きなこと」ばかりを話し、せっかく一緒に時間を過ごしても相互理解を1ミリも進められない人は、長期的にモテなくて当然であろう。

 そういう「一生モテない人」は、一度デートするとその「二流たる所以」があらゆるところににじみ出るものである。

 では、たった一度のデートで、「二流の人のどんな欠点」がわかるのか。早速紹介していこう。

 まずデートでバレるのは、その人の「知的水準」の程度である。二流の人とは総じて、何時間話しても、相手がどんな人かという「対人理解」は深まらないし、一緒にいて何か勉強になるなど「知的刺激」を受けることもない。

「まともな話」ができますか?

 【1】「相手の理解」につながる話題があるか

 一対一の食事で2時間も話すと、今後2年間、その人と付き合う中で交わされるであろう会話の8割方を、推察できるものである。

 もしデートした女性が2時間、「コレおいしい」「あれ可愛い」といった表層的・感覚的な言葉しか連発しない場合は、「美人だけどアホ」フォルダーにその女性を分類してしまうものだ。

 一方、女性視点でいえば、相手の男性が、何かにつけて「自慢話」ばかりをするような人は要注意だ。

 二流の男性に限って、「小さな自分をより小さく見せる自慢話」ばかりするものだし、そういう男性はTPOをわきまえないバカでかい声で、本人以外永遠に笑わない「セルフ笑い話」に花を咲かせがちである。

 こういう二流の人と何時間話したところで、あなたが得る情報は、どこのケーキがおいしくて「キングオブコント」で誰が面白かったかという話か、「昔、東大模試でA判定とったことがある」並みの、「小さな自分をより小さく見せる自慢話」かのいずれかであろう。

 相手がものすごく美人・イケメンだったとしても、会話のセンスのなさと端的に言えばアホさ加減に、早晩飽きてしまうだろう。

 逆にいうと、相手の「容貌」だけで、もしほれつづけることができるならば、あなたは交際相手に「美的刺激」だけを求めてしまっている。それこそ、「自分の要求水準こそが三流だ」と心から恥じなければならないだろう。

 次にデートでバレるのは、その人の「対人依存度」の程度である。

 【2】いきなり依存してくる二流の恋人を警戒せよ

 以前、初めてのデートで、非常に美人の若いモデルさんから「カメラを買って」とせがまれたことがある。

 明らかに「将来自分にどれくらい貢いでくれそうか」の試金石として「カメラをせがまれている」のだと思い、心底あきれたものである。

 あなたが初デートでやすやすと相手に何かを買ってあげたとたん、あなたは相手にとって「引き出し自由、無利息、返済不要で24時間踏み倒しOK」の“人間ATM”と化してしまうだろう。

「お会計タイム」でバレる二流の本性

 ほかにも、「対人依存度」が露呈するのが、最初のデートの食事の際の「お会計タイム」である。

 付き合っている恋人関係ならまだしも、最初のデートからお会計タイムで、カバンの中の財布を探すふりをして、「あっ、ここは僕が払うよ」という一言を心待ちにするのは、二流の所業であろう。

 たかだかランチ1回やドリンク1杯の支払いタイムにも、その人の「対人依存度」がにじみ出るものだ。結果として「ご馳走になること」はあるだろうが、「最初から全部おごってもらって当然」という“たかり根性”がもしあなたの中にあるならば、その態度は二流の証だということである。

 ちなみに、欧米の人ないし欧米で長らく過ごした女性に、安易に自分がおごろうとすると、「セクシスト(性差別者)扱い」される危険があることも知っておいてほしい。

 以前私が中国系アメリカ人の女性と食事に行って当然のように自分で全部出そうとしたら、「私も同じように教育を受け、同じように稼いでいるのよ!」とかたくなに固辞され、むしろ怒られたものである。

 日本での対異性感覚を海外にそのまま持ち込んでは、その善意がとてつもなく二流の性的差別意識と解釈されうることを、忘れてはならない。

 ちなみに、これは余談だが、海外の標準から考えると恐ろしいくらい、日本では「女性を軽視したセクシスト(性差別者)発言」がまかり通っていることに警鐘を鳴らしたい。

 先日、日本のテレビ番組を見ていて驚いたのは、某有名お笑いタレントが、「あの女」「女の扱い方」という言葉を連発していたことだ。

 この「あの女」という表現自体、一発アウトな表現である。女性を「扱う」というモノ扱いする、少なくとも劣位にとらえた「女の扱い方」などという表現が、公共の電波でゴールデンタイムに流れるのは、「性差別への配慮」という意味で完全に二流のテレビ番組だといえるだろう。

 「お笑い芸人の冗談」というコンテクストにおいても、そういう「性差別発言」は今後決して受け入れられない社会になっていくはずだ。

初対面でバレる「神経質さ」の度合い

 本題に戻り、もうひとつデートでバレるのは、その人の「神経質さ」の度合いである。

 【3】「こだわりのポイント」がズレていると結局、破局する

 「計画性や時間の正確さ」へのこだわりは、大人になっていまさら変えられるようなものではない。ここのフィットの度合いが、その後の2人の関係の快適さを相当程度、決定づけるといっても過言ではない。

 たとえば、「几帳面」、悪くいえば「神経質な人」は、数日前までにどこに行くのか、何時に会うのか、何をするのかスケジュールが決まっていないとイライラするものだ。あるいは、自分が無視されていると思い、過敏に反応する。

 これに対し、いい意味で「いい加減な人」は、すべての決断がラストミニッツだ。最後の瞬間までその時の気分にしたがって決めたいし、「予定など立てなくても、なんとかなる」と確信している。むしろ、「スケジュールを決めてそれどおりに動かなければならない」という拘束感に、精神的に窒息死してしまうのだ。

 私は、計画的で神経質な人がダメだと言っているわけではない。これは善悪の判断ではなく、相性の問題である。

 「時間感覚に対する、根本的な性格の一致・不一致」は、最初のデートの約束段階で今後の展開が9割方わかるものだ。

 言い換えれば、この基本的な性格が正反対だと、まずもって長期的に交際相手を幸せにすることもできなければ、自分も幸せになることができないだろう。

 それでは、世の中の一流の人は、いったいデートでどのように立ち振る舞っているのか。今回論じた「知的水準」「金銭依存度」「神経質さ」の3点に加えて、必要なポイントを2つ紹介しよう。

相手を「よりよい人間」に成長させていますか?

 【1】相手を理解した上で愛しているか

 まず、当たり前のことではあるが、一流の人は「相手の気持ちを理解する大切さ」をきちんと認識している。

 恋愛関係で大切なのは、精神的な距離感の近さだ。「自分が最も理解している他人」そして「自分を最も理解してくれる他人」が恋人ではなかろうか。「相手の嫌なところを全部知ったうえで、それでも愛する気持ちが本当の愛だ」とはよくいったものだ。

 相手を「いいレンズ」で見て美化することなく、だからといって「悪いレンズ」で見て過小評価することもない。その美点と欠点をすべて把握したうえで、相手を理解し、欠点を許す気持ちが「一流の恋人」の第一条件であり「一流のデート」のファーストステップであろう。

 あなたは、恋人のことを誰よりも深く理解しているだろうか? 相手の欠点を受け入れたうえで、それでも愛しているといえるだろうか? 

 そうでない場合、あなたは単に名目上、形式的な恋人として、肉体関係を結んでいるだけの、それはそれはけしからん「二流のフィジカルメート」にすぎないのだ。

 【2】相手を「よりよい人間」に成長させる

 もうひとつ、一流の恋人は相手を「よりよい人間」に成長させるものだ。

 以前付き合っていた彼女と別れるとき、最後に「それでも、あなたと付き合って私はよりいい人に成長したし、あなたも付き合い始めたときよりいい人になったわ。それが一番重要じゃない?」と言われたことがある。

 いい恋人関係を築いていれば、たとえ短期間で終わったとしても、お互いがその交際を通じて「よりよい人間に成長できた」と実感できるようになるものだ。

 このためには、お互いが「相手に刺激を与えられるような日常」を送ってなければならない。また価値観や考え方から強い影響を与え合うような「深いコミュニケーション」が行われている恋愛関係であることが前提となろう。

 恋人とうまく付き合うためには、自分自身を最高のコンディションに持っていく、ほかならぬ「自分自身と上手く付き合う術」を知っていなければならないのだ。

 

 「恋愛にうんちくの多いやつほど、一生モテない」という古今東西の真理を思い返して自分のコラムに赤面しつつ、「二流の一生モテにない人」に転落する人が、ひとりでも減ることを願うばかりである。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏