米国版「はやぶさ」9月打ち上げ NASAが計画発表

米国版「はやぶさ」9月打ち上げ NASAが計画発表

 米航空宇宙局(NASA)は17日、日本の「はやぶさ」の米国版にあたる小惑星探査機「オシリス・レックス」を来月に打ち上げるとし、計画の詳細を発表した。約7年かけて小惑星ベンヌ(直径約500メートル)から試料を地球に持ち帰る。太陽系の起源や生命誕生の謎に迫る成果が期待できる。試料の一部は、日本にも提供するという。

 NASAによると、探査機は9月8日にフロリダ州から打ち上げる。地球に比較的近い太陽の周回軌道を回るベンヌに、2018年に到達。画像撮影などをした後、20年7月にロボットアームを伸ばして表面から試料(60グラム以上)を採取し、帰還カプセルに入れて地球に送り返す。カプセルは、23年9月に米ユタ州に落下する予定という。

 日本は10年、「はやぶさ」が小惑星イトカワの試料を地球に持ち帰ることに成功。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14年末、後継機「はやぶさ2」を打ち上げて別の小惑星を目指すなど、この分野で米国に先行する。NASAとJAXAは、小惑星試料の一部を提供し合うことで合意したほか、運用や分析で技術協力も進めている。NASAは9月の探査機打ち上げに、日本政府やJAXA関係者を招待するという。

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