グーグルのChromeに213件の脆弱性 重大7件、Claude支援の発見14件 今すぐ更新を
グーグルは11月3日、ブラウザー「Chrome」のデスクトップ向け安定版「Chrome 157」を公開した。213件のセキュリティ修正を含み、深刻度が最も高い「重大」は7件。アンソロピックの研究者がClaudeの支援を受けて報告した脆弱性は14件あり、重大のうち1件はPrerenderの解放後使用の不具合だった。
グーグルは11月3日、ブラウザー「Chrome」のデスクトップ向け安定版「Chrome 157」を公開した。公式ブログによると、バージョンはWindowsとMacが157.0.8103.38/.39、Linuxが157.0.8103.38。今後数日から数週間かけて順次展開するという。
今回の更新には、213件のセキュリティ修正が含まれる。深刻度別の内訳は、最も高い「重大(Critical)」が7件、「高(High)」が77件、「中(Medium)」が75件、「低(Low)」が54件。
重大7件は、Dawnのバッファーオーバーフロー(CVE-2026-121156)、ANGLEのメモリー破壊(CVE-2026-121229)、WebGLの解放後使用(CVE-2026-121246)、Prerenderの解放後使用(CVE-2026-121035)、Dawnのバッファーオーバーフロー(CVE-2026-121247)、Geometryの解放後使用(CVE-2026-121203)、Coreの解放後使用(CVE-2026-121126)である。
報告者の記載にも特徴がある。重大のうちPrerenderの1件は、アンソロピックのXinyang Ge氏がClaudeの支援を受けて報告したものだった。一覧には、アンソロピック所属でClaudeの支援を受けたと明記された報告が全体で14件ある。OpenAIの「Codex Security」名義の報告も7件含まれる。
報奨金の金額が記載されたのは9件で、39件は「TBD」(未定)、165件は「N/A」となっている。今回の公式発表に、すでに攻撃で悪用が確認されたとの記載はない。
Android版は同日、「Chrome 157」(157.0.8103.38)として公開された。Google Playを通じて数日かけて提供される。グーグルのAndroid向けの告知によると、セキュリティ修正はデスクトップ版と同じ内容だ。
グーグルは約1週間前の10月27日にも、Chromeの156系の更新で重大4件を含む52件の脆弱性を修正している。
