車のパンク時に絶対にやってはいけない対処とは。最悪、18万ほどの出費になることも

車のパンク時に絶対にやってはいけない対処とは。最悪、18万ほどの出費になることも

タイヤがパンクしたらどうします?

「スペアタイヤに交換すればいいんでしょ」と思った人、古いです。最近のクルマには、スペース効率や燃費向上のため、スペアタイヤは積んでいません。では、どうすればいいのでしょう?

スペアタイヤ代わりの「パンク応急修理キット」

最近のクルマにはスペアタイヤの代わりに「パンク応急修理キット」なるものが積んであります。パンク修理剤とエアコンプレッサーがセットになっていて、パンクしたタイヤの内部に修理剤を注入して穴をふさぎ、コンプレッサーで空気を入れて、“応急修理”するアイテムです。

ジャッキアップをする必要がなく、タイヤのナットを緩めて、重たいタイヤを交換する必要もありません。このキットを使えば、あっという間に走行可能になり、かなり楽チンですよね。でも、このパンク応急修理キット、使った後に後悔する代物らしいのです。

うかつに修理剤を使うと再生不能に…

クルマの取り扱い説明書を読むと、パンク応急修理キットは「タイヤの接地面に刺さった釘やネジなどによる軽度のパンクを一時的に修理するもの」とあります。あくまで、軽度のパンクを応急的に修理するものなので、後でしっかりとパンクを修理する必要があるのですが、この応急修理キットを使った場合は、ちゃんとした修理ができない可能性が高いというのです。

問題は、キットに含まれる「パンク修理剤」です。パンクしたタイヤのバルブから修理剤を注入して、内側から穴をふさいで応急処置するアイテムですが、修理工場でちゃんとタイヤの修理をするためには、まずこの修理剤を取り除く必要があります。この修理剤が、タイヤの内側にべったりとまとわりついて、除去することが難しいようなのです。

某大手カーショップに聞いたところ、

修理剤を使ったタイヤの修理は一切お断りしています。修理剤の除去が難しいのです…。修理剤を使ってしまったら、そのタイヤは廃棄して、新しいタイヤを購入してもらいます。

ちなみにこのカーショップでのパンク修理は1本3,300円(税込み)。新品のタイヤは、私のクルマの215/45R18の場合、日本ブランドで1本あたり12,000円~44,300円(税込:価格コム調べ)もします。

しかも、走行距離が長いタイヤならば、1本だけ新品にすると、ほか3本と溝の深さも違いますし、ブランドが違うとバランスが悪くなります。結局、4本とも交換なんてことになったら合計48,000円~177,200円! パンクして立ち往生して、さらに4本ともタイヤ交換なんて泣きっ面に蜂です。

ディーラーマンも断言。「使わないでください」

パンク修理剤は極力使わないでください。ディーラーでもパンク修理ができなくなります。パンクで立ち往生したら、JAFや契約している保険会社のロードサービスにお願いするのがベストです。もしくは、付属のコンプレッサーで空気を補充しながら、近所のスタンドやカーショップ、ディーラーに駆け込んで、そこでパンク修理してください。とにかく修理剤はやめてください!

と語るのはディーラーの営業マン。ロードサービスに依頼する、もしくは空気をプラスして、ゆっくり走りながら、修理に持ち込むのがいいようです。

どうしても時間がなく、すぐに目的地に向かわないと行けない、といった場合にはパンク修理剤が有効だと思いますが、最後の手段にしたほうがよさそうです。それにしても、クルマに付属している修理剤ながら、ディーラーマンに「使わないほうがいい」と言わしめるアイテムって一体…。

JAFならその場で修理してくれるケースも

では、ディーラーマンが「ベスト」と語るJAFにお願いすると、どう対応してくれるのでしょう。

軽度なパンクの場合は、その場で外側から応急修理します。それが難しい場合は、スペアタイヤをお貸しして、修理工場まで自走してもらいます。自走できない場合、レッカーで近くの修理工場までお連れすることも可能です。

なんと、その場で応急処置も可能とのこと。立ち往生してしまったら、ロードサービスに連絡して、最適な方法を指南してもらうのがベストなようです。

スローパンクチャーなら日頃のチェックで立ち往生回避

ひと口にパンクといっても、いろいろあります。縁石などにサイドウォールをぶつけて亀裂が入ったり、タイヤの劣化によって走行中にバーストしてしまった場合は修復不能。交換するしかありません。

ですが、釘やガラスがトレッドに刺さって、ゆっくり空気が抜けていくスローパンクチャーの場合、1本だけ徐々に空気圧が低下していくため、日頃からチェックしていれば、パンクして路上で立ち往生する前に気づいて、ディーラーやカーショップで修理できるはず。

スローパンクチャーに気づくには、日頃から空気圧をまめにチェックするのがベストです。燃費がよくなっているせいか、数か月もガソリンスタンドに行かない人もいると思います。充電式のコンパクトなエアコンプレッサーは数千円から購入できるので、クルマに積んでおいて、ドライブ前にチェックして、減っていたら補充する癖をつけるのがいいでしょう。

バーストも空気圧不足が原因のひとつのため、空気圧チェックを定常的に行うことは、さまざまなパンク防止に有効です。

バルブにセンサーキャップを取り付けることで、車内のモニターで、常に四輪の空気圧をチェックできるTPMS(Tire Pressure Monitoring System/タイヤ空気圧監視システム)もオススメ。クルマに乗るたびにいやでもタイヤの状況が目に入ってきます。

私は、TPMSで日頃から空気圧をチェックして、減ってきたな、と感じたらエアコンプレッサーでマメに補充しています。かなりオススメのスタイルです。エアコンプレッサーをクルマに積んでおけば、パンクした際にも(スローパンクチャーならば)、空気を補填しながら、修理に向かうことができます。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏