ゲーム開発に生成AIはどこまで許容される? ドラクエの堀井雄二氏が30分で作った推理ゲームの衝撃

ゲーム開発に生成AIはどこまで許容される? ドラクエの堀井雄二氏が30分で作った推理ゲームの衝撃

『ドラゴンクエスト』や『ポートピア連続殺人事件』で知られる堀井雄二氏が、生成AIを使って制作した推理ゲームを公開しました。たったひとり、わずか30分ほどで作られたにもかかわらず、実際に「そこそこ」遊べるゲームに仕上がっています。

ゲーム開発へのAI活用に一部の人々が反発するなか、今回の一件は様々な波紋を広げています。生成AIが開発の省力化・高速化に有効であることを、ゲーム業界のレジェンド自らが示したからです。

今後、ゲーム開発に生成AIをどこまで活用すべきなのか。そして、どこで線引きすればいいのでしょうか。

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エキスパートの補足・見解

あらゆる現場に生成AIが浸透しつつあるなか、ゲーム開発だけが例外であるはずがありません。調査やアイデア出し、プログラミングの補助などの活用には、比較的反対が出にくいでしょう。むしろ、こうした作業にAIを使わなければ、かえって生産性を下げかねません。

もっか線引きが問題となっているのは、ゲーム内のアート素材、物語やゲームデザイン、音声・音楽などの創作性に直結する領域です。

これらは作品の個性や作家性の根幹であり、生成AIを導入すれば「ゲームの魂」が失われるとの危惧を招くでしょう。さらに、クリエイターの作品をAIの学習に利用し、その仕事まで奪ってしまうおそれもあります。国内企業では、「生成AIによる素材はゲーム本編には実装しない」という一線を守る動きも見られます。

しかし、海外ではアート素材やNPCのセリフまでも生成AIに作らせる動きが本格化しています。日本は世界でも少子高齢化がとくに進んでいる国の一つであり、人材不足や人件費の高騰は今後ますます深刻になるでしょう。

堀井氏は今回、自らゲームを作ることで、今後の課題はAIを避けることではなく、いかに「道具」として使いこなすかにあると、身をもって示したのかもしれません。

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