テスラが予定していた新型「ロードスター」テスラファンの皆さん、残念ですが、新型ロードスターを見られるのはもう少し先になりそうです

テスラファンの皆さん、残念ですが、新型ロードスターを見られるのはもう少し先になりそうです

テスラが予定していた新型「ロードスター」の第2回お披露目イベントが、悪天候の予報を受けて10月15日へ延期された。2017年のプロトタイプ公開から9年が経過する中、自動運転やAI事業への注力により市販化の目標時期が何度も先送りされてきた経緯がある。スペースXとのコラボレーションによる「コールドガススラスター」の搭載で、車体を一時的に空中へ浮上させる奇想天外な構想も示唆されている。

テスラが予告していた2代目「ロードスター」の再お披露目イベントは、あいにくの雨によって水を差されることとなった。

同社は9月28日(月)、10月1日(木)に予定していた屋外発表イベントを延期するという「苦渋の決断」を下したと発表した。悪天候が予想されたためだ。イベントはテキサス州ウェーコ近郊で開催されるとみられており、気象予報によると、同地では木曜日に降水確率90%の激しい雷雨が見込まれていた。新たな開催日は10月15日に再設定された。

公式SNSアカウントを通じて、テスラは「現地の気象予報士とともに天候を綿密に追跡してきましたが、予測される厳しい気象条件に加え、本イベントが屋外でしか開催できないという性質上、延期という苦渋の決断を下しました」と報告している。

初代ロードスターは、テスラにとってすべての始まりとなる記念すべき最初の市販車だった。大幅な改造を施したロータス・エリーゼの車体骨格をベースに作り上げられたバッテリー駆動の電動スポーツカーであり、2012年にその生産を終えている。

イーロン・マスクCEOがその待望の後継モデルとなるプロトタイプを初めて公開したのは、今から9年も遡る2017年のことだ。当時は2020年に生産を開始すると打ち出していた。わずか1.9秒で時速60マイル(約97km/h)まで加速し、最高速度は時速約250マイル(約402km/h)、一回の充電での航続距離は600マイル(約966km)を超えるという、電動スポーツカーの常識を覆す怪物級のスペックを約束してみせた。

テスラはすぐさま5万ドルから25万ドルという高額な預託金を伴う予約の受け付けを開始したものの、提示された発売時期は何度も反故にされてきた。マスクは2024年の決算説明会において、長年にわたり辛抱強く待ち続けている予約保持者たちに向けて「長い試練に耐えてくれている」と感謝の言葉を述べざるを得なかった。

こうした度重なる遅延の背景には、テスラが従来の自動車メーカーとしての枠組みから軸足を移し、完全自動運転やAI技術の開発へ経営リソースを大きくシフトさせたという事情がある。

さらにマスクは、自身が率いる宇宙企業スペースXとのコラボレーションについても言及している。コールドガススラスターを車両に搭載し、彼の言葉を借りれば「ロケットのような仕掛け」によって、車体を短時間だけ宙に浮かせることができる可能性すら匂わせているのだ。

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