「iPhone 17 Pro」をケースなしで1年使ってみた--今ではこんな外観に
筆者は2025年、米ZDNETのオフィスで、「iPhone 17」関連の基調講演を見ていたのを覚えている。Appleが「iPhone 17 Pro」の紹介動画を流し始めたころ、ライブブログ用の投稿を準備していた。iPhone 17 Proが金属製の鍵や砂利、ガラスの破片の中を振り回される映像を見ながら、信じられずに思わずにやりと笑ってしまった。
筆者のノートPCの横には使い始めてから2年近くが経過して、かなりくたびれてしまった「iPhone 15 Pro Max」があった。ブルーチタニウム仕上げのフレームは明らかに変色し、カメラ周りのPVDコーティングはすり減り、前面のガラスには画面保護フィルムでも隠せない深い傷が付いていた。
iPhone 17 Proの当時新しかったアルミニウムユニボディのデザインに関するAppleの宣伝文句が少しでも真実なら、このデバイスはかなり期待できるものになるはずだった。そこで筆者はiPhone 15 Pro Maxを下取りに出し、新しいスマートフォンをケースなしで使うことに挑戦し、1年使った後に実際どうなるのかを確かめることにした。
iPhone 17 Proが直面したもの
当時、「iPhone 17 Pro Max」ではなく、より小型のiPhone 17 Proを買うと意識的に決めた。ケースなしの生活に本気で取り組むなら、手の中に心地よく収まり、画面の四隅全てに親指が届くスマートフォンを使いたかったからだ。ニューヨークでは、片手がコーヒーやピザ、地下鉄の手すりでふさがっていることが多いため、スマホが備える人間工学が重要になってくる。
iPhone 15 Pro Maxを使って得た大きな教訓は、濃い青や黒の仕上げを選んではいけないということだった。鍵やポケットのほこり、あるいは意外と硬い素材との接触によって、ひっかき傷や擦り傷が避けられず、塗装の下にあるチタンの地肌が露出してしまうからだ。今回は、鮮やかな色なら傷や指紋の汚れをよりうまく隠せるのではないかと期待して、コズミックオレンジを選んだ。
この1年、iPhoneはジーンズのポケットやスリングバッグ、バックパックの中を行き来し、カーペットやフローリング、コンクリートの床の上にも何度も落下した。その全てを経た後の外観の状態は次のようになる。
1年使用後のiPhone 17 Proの見た目
まず、フロントディスプレイには目立つ傷がいくつかある。画面保護フィルムを貼ったり、スマートフォンの電源を入れたりしても効果的に「隠す」ことができないほど深いものの、ひび割れと見なされるほど深刻でもない。
この点について、それほど驚いていない。仕事や会話に集中しようとするとき、スマートフォンのディスプレイ側を下にして置いてしまうことが多いからである。
画面下部の角にも、頻繁な摩擦によって生じたと思われる擦り傷がある。これはおそらく、指紋や皮脂の汚れを減らすための撥油コーティングが、スワイプやタップ、画面の端へ指を伸ばすたび、端末が手のひらに押し当てられることで摩耗しているのだろう。
注目すべきことに、本体の他の部分の撥油コーティングはまだ残っており、購入当初のディスプレイが持っていた漆黒のような外観を保っている。つまり、ケースなしでスマートフォンを使う場合でも、画面保護フィルムを貼ることは非常に良い考えだということだ。
iPhoneを何度か落とした場面では、手から歩道へ滑り落ちたときも、コーヒーテーブルから滑り落ちたときも、角がへこむことが多かった。それでも、「Ceramic Shield 2」ディスプレイは割れなかった。これは心強い。
意外にも、筆者のiPhoneで最も損傷が少ない部分は背面かもしれない。衝撃を主に受け止めたのは、カメラの突起部分の縁だった。iPhone 15 Pro Maxと同様に、塗装の一部が剝がれて、その下の金属の地肌が露出している。
中央に新しく設けられたガラス部分にはそうした目立つ損傷はなく、新品同様の状態を保っている。少なくとも背面から見る限り、ユニボディの他の部分も非常に良好な状態で、ボタンやポート類にも目立った傷や不具合は見当たらない。
ケースなしで使うことについて
さまざまな素材で作られた何百台ものスマートフォンをテストしてきた経験があり、学生時代には修理技術者として働いたこともある筆者からすると、スマートフォンをケースなしで使う理由は通常1つしかない。保険に入っている場合だけである。
「AppleCare」などのハードウェアの修理や交換保証に加入しているなら、確かに、その洗練された端末を最も自然な形で楽しめばよい。ただし、修理や交換の手続きに付き合う忍耐がある場合に限る。
そうでなければ、基本的にはスマートフォンをケースで確実に保護すべきである。たとえそれが、背面の傷を防ぐだけの薄型のプラスチックシートであっても。
バッテリーの持ちは大きな驚き
ほぼ1年使用した後、筆者のiPhone 17 Proのバッテリー容量は96%を維持しており、これは平均よりも良いと言えるだろう。普段はバッテリーを完全に使い切ったり過充電したりしないよう、残量を20~80%の間に保つようにしている。
全体として、iPhone 17 Proのバッテリー持ちは、「iOS 27」のパブリックベータにアップデートした後でさえ、時間の経過とともに改善されている。
それは、より積極的なAIによる性能制限のおかげかもしれないし、「Liquid Glass(リキッド・グラス)」によるアニメーションの削減のおかげかもしれない。いずれにせよ、筆者が使ってきたベータ版ソフトウェアプログラムの中で、iPhoneのバッテリーの持続時間に目立った影響を与えなかったのはこれが初めてだ。ただし、結果は人によって異なるかもしれない。
「iPhone 18」シリーズは新たな耐久性の基準を打ち立てるか
米国時間9月9日のイベントを控え、Appleには好機が訪れている。これまでの耐久性向上への取り組みを生かし、ハードウェアの堅牢(けんろう)さとバッテリー寿命の両面で、より長く使えるiPhoneを投入することである。
Appleが冒険心を見せるなら、シリコンカーボン技術を使い、より高密度かつ薄型のバッテリーをiPhoneに搭載することも可能だ。そうすれば、最新のサムスンの「Galaxy」やGoogleの「Pixel」、Motorolaの「Razr」といったスマートフォンと並ぶことになる。これは、うわさされる折り畳み式iPhoneにとって最も理にかなっているだろう。内部空間の確保が難しい独特な形状を持つからだ。そうなることを期待したい。
