テスラのサイバーキャブ、故障したら人力で押してね!
ハイテクなのに、故障の対応はめちゃくちゃアナログ!
先週からテキサス州オースティンの一部地域で、テスラのサイバーキャブの運行サービスが始まりました。それに伴い、事故や故障などのトラブルが起きた際に対応する救急隊員や消防隊員向けに、専用マニュアルも公開されました。サイバーキャブが動かなくなって道路をふさいでしまった場合の対処法も記されているのですが、状況によっては、人力で車両を押して移動させなくてはいけないようです。
緊急時はどうする?
マニュアルには、緊急対応要員が知っておくべき重要事項が数多く記載されています。巨大なEV用バッテリー周辺では慎重に行動すべき、というのは想像がつくのですが、他にもいろいろ注意事項があります。忘れてがちなことですが、サイバーキャブにはハンドルもペダルもないということです。じゃあ、たとえば交差点の真ん中で動かなくなってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
動かせる場合は遠隔操作、それ以外は人力
基本的にはテスラに連絡し、遠隔操作で車両を移動してもらうことになっています。しかしマニュアルには、「サイバーキャブが動作可能な一部の状況では、車内の操作装置を使って手動で移動させることができる」と書かれています。
それでも動かせない場合は、というと?
火災や高電圧への接触リスクが低く、低電圧電源が利用できる状況では、道路を空けるためにサイバーキャブを速やかに押して移動させることができる。
でも一体、これが具体的にどのような場合を想定しているのかは、あまり明確ではありません。というのも、サイバーキャブが完全に停止しているということは、巨大な鉄の塊です。基本的に人力ではなく機械を使って動かさなきゃ無理ですよね。タイヤを回すことでモーターが回転して、危険が生じる可能性がありそうです。マニュアルにも次のように書かれています。
サイバーキャブがニュートラルまたは、けん引モードになっていない状態で押すと、モーターが過熱する可能性があり、電気部品が露出している場合には感電の危険もある。
曲がりたい場合は?
え、でもちょっと待った。ハンドルがないなら、押して動かす場合は真っ直ぐにしか進めなくない?って思いますよね?
「タイヤの向きを手で変える」が正解です。冗談抜きで、マニュアルにそう書いてあるんです。
必要であれば、車両の位置を調整しやすくするため、前輪を手で回して向きを変えること。
故障して止まってしまったサイバーキャブ、ものすごく肉体労働になりそうなので、救急隊員や消防隊員さんたちも対応したくないですよね、これは...。
