米「空の暗殺者」リーパーの4分の1失う…損失額は最低でも13億ドルに

米「空の暗殺者」リーパーの4分の1失う…損失額は最低でも13億ドルに

米国が「空の暗殺者」として誇ってきたドローン(無人航空機)戦力を、イランとの戦争で急速に消耗している。

ワシントン・ポスト(WP)は13日(現地時間)、米軍が2月28日にイランとの戦争を開始して以降、少なくとも45機のMQ-9リーパードローンを失ったと、匿名の米政府関係者3人の言葉を引用して報じた。戦争前に米軍が保有していたリーパー戦力(約185機)の4分の1に相当する。

リーパー1機当たりの費用は3000万~5000万ドル(約48億~80億円)に達する。イランが主に使用するシャヘドドローン(約340万円)とは価格差が大きい。WPは、戦争によるリーパー45機の損失額だけでも最低13億ドルに達すると分析した。

リーパーは米ゼネラル・アトミックスが製造し、2007年から導入された中高度長時間滞空型の攻撃ドローンだ。全長11メートル、翼幅22メートルに達する。標的上空15キロで24時間以上滞空できる。高性能監視装備とカメラを搭載し、ヘルファイアミサイルや統合直接攻撃弾(JDAM)誘導爆弾も運用することができる。

米軍はリーパーを主に制空権を掌握した環境で行う対テロ作戦に投入してきた。しかし、高強度の任務では速度の遅さやステルス性の低さ、狭い視野角のため、高性能兵器を備えた敵の防空網に脆弱だとの指摘が出ていた。

今回の戦争ではホルムズ海峡周辺での監視および精密打撃任務にリーパーを投入したが、イラン軍やイエメン、イラクなど域内の親イラン反乱勢力の標的となった。最近もイラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)がリーパーを撃墜したとして動画を公開した。当時、イランの半国営メフル通信は「(ドローン撃墜は)散発的で偶然の事件ではなく、戦争期間中、イランの統合防空網が安定して作動していることを示す証拠」と主張した。

リーパー以外にも、イラン戦争によって米国の主要兵器・弾薬が大幅に枯渇しているとの米メディアの報道や分析が相次いでいる。ブルームバーグ・エコノミクスは11日の報告書で、米国の主要弾薬の在庫が「危険なほど不足した水準」にあると分析した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「イラン戦争によりパトリオット防空ミサイルの在庫が1700発未満に減った。アジア・欧州に配備したミサイルまで中東に回している」と伝えた。

現地の米軍司令官らは、人的被害の可能性が低いイランのミサイル攻撃には対応を控えるなどの方法で、ミサイル備蓄量を管理しているとされる。米国防総省は、兵器備蓄量が不足しているとのメディア報道を一貫して否定してきた。

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