走行距離15万kmの愛車が残クレ終了します。夫は「車は壊れるまで乗る派」、私は「下取りが高いうちに買い替えたい派」です。長い目で見るとどちらがお金は残るのでしょうか?

走行距離15万kmの愛車が残クレ終了します。夫は「車は壊れるまで乗る派」、私は「下取りが高いうちに買い替えたい派」です。長い目で見るとどちらがお金は残るのでしょうか?

残価設定クレジット、いわゆる「残クレ」の終了時期が近づくと、車を返却するか、残価を支払って乗り続けるか、新しい車へ乗り換えるかを選ぶ必要があります。

走行距離が15万kmに達している場合、今後の故障や修理費が気になる一方、買い替えによる新たな支払いも無視できません。

本記事では、走行距離15万kmの車を乗り続ける場合と買い替える場合について、それぞれの考え方や費用の違いを解説します。

15万kmでも乗り続けるほうがお金は残りやすい?

現在の車に大きな不具合がなく、乗り続ける負担が大きくなければ、一般的には乗り続けるほうが支出を抑えやすいでしょう。

買い替える場合、下取りで代金の一部を用意できても、新しい車の購入費や登録諸費用、ローンの利息などが発生します。

例えば、現在の車が50万円で売却でき、次の車を300万円で購入した場合、単純計算でも250万円の差額が生じます。下取り価格が高いうちに売れても、それ以上に大きな購入費がかかれば、手元のお金は増えません。

一方で、現在の車を乗り続けられるかどうかも重要な判断材料です。走行距離15万kmという数字だけで、ただちに車の寿命とは判断できません。

自動車検査登録情報協会によると、軽自動車を除く乗用車の平均使用年数は、2025年3月末時点で13.35年です。ただし、長く乗れるかどうかは、年式や車種、使い方、これまでの整備状況によって異なります。

修理費が増えそうなら買い替えたほうがよい?

今後、大きな修理が続くと予想される場合は、買い替えたほうが負担を抑えられる可能性があります。

車を長く使用していると、タイヤやバッテリーなどの消耗品だけでなく、エアコンや足回り、冷却装置などに費用がかかることもあります。走行距離が15万kmに達している場合は、これまでの整備状況や部品の交換履歴を確認しておくと安心です。

ただし、走行距離だけで修理時期や金額を正確に予測することはできません。まずは整備工場で点検を受け、近いうちに交換が必要な部品と、おおよその費用を確認しましょう。

車の状態を把握するうえでは、定期点検の記録も参考になります。

国土交通省によると、自家用乗用車や軽自動車などのマイカーは、1年ごとに29項目、2年ごとには1年点検の項目を含む計60項目の定期点検整備を行う必要があります。点検整備記録簿を確認すれば、過去にどのような整備を受けたか、消耗部品をいつ交換したかを把握しやすくなります。

一方、車を乗り続けず、残クレで返却を選ぶ場合は、走行距離や車両の状態にも注意が必要です。メーカーや契約内容によっては、契約時に定めた走行距離を超えると追加精算が発生します。

また、車両の傷や修復歴が精算の対象になる場合もあるため、契約書を確認し、販売店に返却時の見積もりを依頼しておきましょう。

車を乗り続けるか買い替えるかを決める基準

夫婦で意見が分かれた場合は、「壊れるまで乗る」「高いうちに売る」という考え方だけでなく、今後5年間の総支出を比べてみましょう。

乗り続ける場合は、残価の支払額、再ローンの利息、車検代、修理費、税金などを合計します。買い替える場合は、新しい車の購入総額から下取り額を引き、ローンの利息や諸費用を加えます。燃費が大きく変わる場合は、燃料代の差も含めてください。

例えば、残価が70万円で、5年間の車検・修理費を100万円と見込む場合、主な負担は170万円です。一方、買い替え後の実質負担が250万円であれば、乗り続けるほうが80万円少なくなります。

ただし、高額な修理が予想され、安全面にも不安がある場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

車を乗り続けるか買い替えるかは総費用で判断しよう

現在の車に大きな故障がなく、残価の支払いにも無理がない場合は、現在の車を買い替えずに乗り続けるほうが支出を抑えやすいでしょう。ただし、走行距離だけで決めるのではなく、車の状態を点検してから判断する必要があります。

まずは、残価と返却時の精算額を販売店に確認し、整備工場で今後の修理費を見積もってもらいましょう。あわせて、複数社から査定を取り、買い替えた場合の総支払額も比べることが大切です。それぞれの費用を確認し、家計に無理のない選択をしましょう。

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