マツダファンの涙と、MTを残したMAZDA3とCX-30の両モデルに2.5Lマイルドハイブリッドを追加した件について
ロングセラーモデルのさらなる熟成。未だ鮮度を保つデザインの妙
マツダはハッチバックとセダンの2つのボディ形状をもつ「MAZDA 3」と、クロスオーバーSUVの「MAZDA CX-30」の改良を施し発売を開始しました。タイムラインを紐解けば、マツダ3は2019年5月デビュー(最終アップデート2024年8月)であり、CX-30は2019年10月デビュー(最終アップデート2024年7月)。時期的にフルモデルチェンが迫る頃合いですが、今回の商品改良から察するに、後継車の発表までは少なくとも1年以上かかるのではないでしょうか。
3モデルに共通する改良点はマイルドハイブリッドの2.5L直4エンジン「e-SKYACTIV G 2.5」を追加したこと。マツダ3のファストバックとセダン、CX-30の3モデルに搭載モデルを設定。最適化の都合上その出力制御は異なるのでしょうが、基本的に新型CX-5と同じパワーユニットでエンジン型式も同一です。ココで声を大にして言いたいのは、この「2.5Lユニットを6MT(2WD)でドライブできるのはファストバックだけの特権!」ということ。
で、マツダ3の場合ですがパワースペックは最高出力132kW(179ps)/6000rpm、最大トルク238Nm/3750-4000rpm。アシストするモーターは最高出力4kW(5.4ps)/1000rpm、最大トルク60.5Nm/100rpmを発生します。
また、継続して2.0L直4エンジンベースのマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV X 2.0」もあります。マツダ3のパワースペックは最高出力140kW(190ps)/6000rpm、最大トルク240Nm/4500rpm。アシストするモーターは最高出力4.8kW(6.5ps)/1000rpm、最大トルク60.5Nm/100rpmを発生します。そしてこの2.0Lユニットも6MT(4WD)でドライブできます。マツダ3とCX-30では若干モーターの出力設定が異なるのですがココでは割愛。その理由は最後に書きます。
マツダ3のファストバック(5ドアハッチバック)はもっとも多彩なラインナップを誇ります。まず、エントリーモデルに従来商用モデルのみ搭載していた純ガソリンエンジンの1.5L直4(111ps/146Nm)の15C/15Sを設定。駆動方式とトランスミッションは2WD/6ATのみながら236万5⃣000円/253万です。全長4460×全幅1795×全高1440mm(ホイールベース2725mm)のボディサイズをもつクルマとして車格的にもバリューな印象。以下、15C/15Sを除くラインナップと価格です(消費税込み)。
【MAZDA3ファストバック】
●25S/25L(2.5Lマイルドハイブリッド)
2WD/6AT:305万8000円/319万円
2WD/6MT:305万8000円/326万7000円
4WD/6AT:329万4500円/342万6500円
●X Touring(2.0Lマイルドハイブリッド)
4WD/6AT:407万円
4WD/6MT:407万円
【MAZDA3セダン】
●20S:275万円(2WD/6ATのみ)
●25L:319万円(2WD/6ATのみ)
「次にCX-30です……」といいたいところですが、情けなくて涙が止まりません。今回マツダから発せられたニュースリリースの画像が12点あるのですが、マツダ3に関して前からの外観画像1点のみ。ファストバックは後ろ姿も美しいのに残念です。例え内外装に変更がないとしても、コレを好機ととらえ、ひととおり画像を用意しPRすべきなのです。セダンなど画像なしですから、あまりにも自社製品に対する愛情が希薄です。
また、グレード構成の表組はヨシとしても、全モデル価格表記がありません。ザックリとした価格帯の記載があるのみ。トヨタも、ホンダも、スバルも、日産も、ダイハツやスズキだって、ニュースリリース発表時にはモデルごとに価格を表記しています。マツダはクルマ売る気あるんですかね?
マツダファンならずとも製品広報のあるべき姿として今回はあえて苦言を呈します。だからスマッシュヒットな隠れ名車なCX-30には触れませんし画像も掲載しません。2.5Lユニット搭載で走りはかなり期待できるだけに残念です。マツダファンの皆様には土下座でお詫びするしかありません。「おまいら全員そこに正座しろ!」ってことで、ごきげんよう。
