「iOS 27」の過小評価されている5つの機能で「iPhone」を使いやすく--だたし「Siri AI」は含まず

「iOS 27」の過小評価されている5つの機能で「iPhone」を使いやすく--だたし「Siri AI」は含まず

Appleが年次開発者向け会議「WWDC 2026」で発表した「iOS 27」のパブリックベータ版が利用可能になった。筆者は、iOS 27の展開直後に開発者向けベータ版をインストールし、1カ月間にわたり使ってきた。

 iOS 27へのアップデートは、「iOS 26」のときのような大規模刷新ではない。だが、何カ月も筆者を悩ませてきた、いくつかの不具合を解消している。確かに、AIアシスタントの「Siri AI」や、新しい写真編集ツールは派手な目玉機能である。しかし、より控えめな5つの機能が日常生活に大きな違いをもたらしている。

1. コントロールセンターの最適化

 iOS 27のコントロールセンターで2つの細かな変更に気付いた。まず、「Wi-Fi」や「モバイルデータ通信」のトグルが「コネクティビティ」ウィジェットを展開しなくても、1回のタップで操作できるようになった。

 このウィジェットには以前、2つの選択肢があった。1×1の正方形のタイルとして追加するか、コントロールセンターのページ全体に広げるかである。現在は3つ目の選択肢が用意され、ページの半分を占めるサイズで、Wi-Fi、モバイルデータ通信、「機内モード」「AirDrop」「Bluetooth」「インターネット共有」「VPN」にワンタップでアクセスできる。ただし、ウィジェット内で並べ替えることはできない。配置をカスタマイズしたい場合は、各機能を個別のトグルとして追加することもできる。

 次に、Appleは横向き表示向けにコントロールセンターを最適化した。映画や「YouTube」の動画を見るためにスマートフォンを横向きに持っているときに画面の明るさを調整する必要がある場合、この変更は体で覚えた操作にとって非常に役立つ。

 iOS 27では明るさや音量のトグルの位置がより適切になった。どちらの向きでも、コントロールセンターのアイコンが本来あるべき場所に固定されるようになったからである。

2. 自分で撮影した写真専用のフォルダ

 iOS 26では、「写真」アプリは「ライブラリ」と「コレクション」の2つのセクションに分かれている。ライブラリには、自身で撮影した写真をはじめ、「iMessage」「Instagram」「WhatsApp」などのアプリから保存したメディアまで全てが含まれる。一方、コレクションはサブフォルダ付きの複数セクションに分かれている。だが、自ら撮影した写真と動画だけを含むフォルダを追加する方法はなかった。Appleは次のアップデートでこれを修正している。

 iOS 27では、Appleは「ユーティリティ」の下に「Captured by Me」(自分で撮影)を追加し、iPhoneで撮影した全ての写真と動画を1カ所に保存できるようにした。筆者は「Android」端末でこうしたフォルダが非常に便利だと感じている。最近撮った写真を探すとき、他の保存済みメディアをいちいち確認せずに済むからである。AppleがようやくiOS 27にも導入してくれたことをうれしく思う。

 新しいフォルダを見つけるには、「コレクション」>「ユーティリティ」>「Captured by Me」と進む。コレクション内の「メモリー」セクションの下に表示されるよう、ピン留めしておくことをお勧めする。

3. キーボード上部の自動ペースト候補

 現在のキーボードはワンタイムパスワードを自動検出し、キーボード上部に候補として表示する。そのため、画面上のアプリから離れることなく、ワンタップで情報にアクセスできる。iOS 27で、この機能はさらに多くの用途に拡張される。

 コピーしたテキストや住所、スクリーンショットを候補バーに直接表示できるようになった。テキストフィールドを長押しして、コピー&ペーストメニューが表示されるのを待つ必要はなくなった。何かをコピーして別のアプリに切り替えると、iOSのキーボードにその内容が表示され、素早く貼り付けられるようになる。大したことではないように思えるかもしれないが、筆者にとっては、日々の利用の中で、より直感的な操作体験につながっている。

4. 改善されたオンデバイス音声入力

 Appleは、iOSのアップデートでiPhoneの音声入力も改善した。メッセージを音声入力するとき、iPhoneは文脈をよりよく理解し、複雑な単語を認識し、「えー」や「あのー」のようなつなぎ言葉を自動的に削除する。メールの返信を音声入力した際には、適切な位置に自動でカンマが追加された。ピリオドについては手動で調整する必要があったが、新しい「Advanced Dictation Preview」(高度な音声入力プレビュー)は前のものより正確で洗練されている。

 ただし、この機能は少なくともベータ版ではデフォルトで有効になっていない。「設定」>「一般」>「キーボード」に進み、Advanced Dictation Previewをオンにすると有効化できる。この機能はAppleの「AFM Core Advanced」モデルをベースとして、オンデバイスで動作する。

5. 着信音・アラーム・システム音量を個別に調整

 iOS 26を搭載した「iPhone 17 Pro Max」で着信音量を下げると、アラームを聞き逃してしまうことに筆者はうんざりしている。着信音量は25%を超えないようにしたいが、アラームの音量は常に100%に設定しておく必要がある。AppleはiOS 27で、ついにそれを可能にする機能を提供する。

 iOS 27では、着信音とアラーム、システム音量を個別に調整できるようになる。「設定」>「サウンドと触感」で、アラーム、タイマー、システム音量を着信の音量に合わせるか、それぞれ異なるレベルに設定するかを選べるようになった。

 iOS 27は全体として、日常生活の中で気付くような小さな改善や不具合の修正、Siri AIの強化を組み合わせたアップデートである。現在はパブリックベータ版として提供されているが、iOS 27を搭載した筆者の「iPhone Air」は、iOS 26を搭載したiPhone 17 Pro Maxよりもすでに高速に感じられる。9月にも発売されるとみられている「iPhone 18 Pro」や「iPhone Ultra」の登場に合わせて、安定版ビルドがリリースされるのが待ちきれない。

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