「いい車」を作る競争でも「賢いAI」を作る競争でもなく、"うちのAIは安全だと証明する競争"が始まりました。2026年6月、国連でレベル4自動運転の国際ルールが採択——勝敗を分けるのは、走行データという「元本」です。
「すぐに米中に追いつける」—そんな政治の声も話題になりました。では、追いつくための"元本"=走行データはどこにあるのか。L2の王者テスラはそのままL4でも勝てるのか。フォルクスワーゲンが15億ユーロの内製開発をやめた理由、BYD「全額補償」の本当の狙い、Waymoと保険会社、欧州へ進出し始めた中国の自動運転技術、そして実距離も仮想距離も積み上がらない日本の構造まで。自動運転4回シリーズの最終回です。
▼チャプター
00:00 L2の王者はテスラ。でもL4は別の競技
02:11 国連WP.29——レベル4の国際ルールが決まった
04:07 L2とL4の違いは「最後に誰が責任を取るか」
05:47 エンドトゥエンド自動運転とブラックボックス問題
07:03 フォルクスワーゲン・CARIADとBoschの提携終了
09:58 なぜやめたのか——垂直統合のジレンマとデータ規模
14:07 うまくいっているのは外部調達のプロジェクト
15:52 EUのAI Act——自動車は「セーフティケース」の土俵へ
18:40 中国の新基準草案も同じ方向
19:49 安全は設計ではなく「証拠」
20:56 証拠は2つ——実走行データと仮想走行データ
22:22 仮想空間は実データからしか作れない
24:44 シム・トゥ・リアル——現実に戻して確かめる
26:25 元本と複利——データは回るほど増える
28:30 もう一人の審判——保険会社
30:15 BYD「全額補償」はデータを買っている
33:57 Waymoの保険戦略と再保険会社の数字
35:52 中国の自動運転技術が世界に出ていく
41:02 勝ち筋の整理——テスラ・Waymo・トヨタ
47:58 日本の構造——実距離も仮想距離も積み上がらない
52:36 日本の公道データは外資に貯まっている
53:48 僕らにできること——次の車をEVに
55:34 シリーズ総括
