次期「macOS 27」は「Golden Gate」 ~Intelモデルは対象外に、M1以降で利用可能
米Appleは6月8日(現地時間)、開発者向けカンファレンス「WWDC26」で「macOS 27 Golden Gate」を発表した。刷新された「Siri AI」と次世代の「Apple Intelligence」を中心に、デザインやパフォーマンスの改善などが盛り込まれる。一方、本バージョンからIntelプロセッサーのMacは非対応となり、対応機種はApple Siliconを搭載したMacのみとなった。
AI機能やペアレンタルコントロール、「Liquid Glass」の改善といったトピックは、同時発表された「iOS 27」と共通だ。
ただし、ペアレンタルコントロールに関しては「Safari」以外の「WebKit」系ブラウザーがサポートされている点や、「メッセージ」アプリで子どもが新しい連絡先を追加する際に親の承認が必須になった点(iPhone/iPadではサポート済み)といった、macOS独自の改善もある。
また、Intelプロセッサーが非対応になったことにより、すべての対応デバイスで「Apple Intelligence」がサポートされることになった。ただし、オンデバイスモデルを必要とする一部の機能はM3以降、12GBのメインメモリが必要となる。
デザイン面でも、サイドバーが「Liquid Glass」レイヤーに溶け込み、コンテンツがサイドバーの下まで視覚的に広がるようになるなど、細部に改善がある。ツールバーの見た目はアプリをまたいで統一されるようになり、ウィンドウの形状やメニューバーのアイコンも見直された。
そのほかにも、以下のような改善も導入されているとのこと。
・ウルトラワイドディスプレイ対応:5K/120Hzなど高解像度に対応し、ディスプレイの配置も記憶される
・ビデオPodcast:Macでも、視聴と“ながら聴き”をシームレスに切り替え可能に
・スワイプで更新:「Safari」「メール」「ニュース」「Podcast」「カレンダー」などで下スワイプして最新の情報に更新
・iCloud共有アルバム:AndroidやWindowsの相手も「iCloud.com」から参加・投稿しやすく。フル解像度共有にも対応
■ 提供時期と対応デバイス
「macOS 27 Golden Gate」のデベロッパー向けプレビューは、同日より「developer.apple.com」を通じて「Apple Developer Program」のメンバーに提供される。一般ユーザー向けのパブリックベータ版は来月にも「beta.apple.com」で公開される予定。正式版のリリースは今秋が見込まれており、無償アップデートの形で提供される。
対応デバイスは以下の通り。前バージョン「macOS Tahoe 26」まで対応していたIntel Macは非対応となり、Apple Silicon搭載モデルのみが対象となる。Apple Silicon(M1)以降で非対応となったモデルはないようだ。
・MacBook Neo(2026)
・MacBook Air(Apple silicon、2020以降)
・MacBook Pro(Apple silicon、2020以降)
・iMac(Apple silicon、2021以降)
・Mac mini(Apple silicon、2020以降)
・Mac Studio(2022以降)
・Mac Pro(Apple silicon、2023)
「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに
Appleは6月8日(米国太平洋夏時間)、Mac向けOSの新バージョン「macOS 27 Golden Gate」を発表した。同日から開発者向けβテスト、7月から一般ユーザーも参加できるパブリックβテストを実施した後に、2026年秋に正式リリースされる予定だ。
macOS 27 Golden Gateの概要
macOS 27 Golden Gateは、macOSとしては初めてApple Siliconのみをサポートするバージョンとなる。そのため、IntelアーキテクチャのMacは現行の「macOS 26 Tahoe」が最終バージョンとなる。
Apple Siliconのみをサポート
サポートするMacは、Apple Siliconを搭載する全てのMacで、具体的には以下の通りとなる。
・MacBook Air(2020年モデル以降)
・MacBook Pro(同上)
・iMac(2021年モデル以降)
・Mac mini(2020年モデル以降)
・Mac Studio(全モデル)
・Mac Pro(2023年モデル)
なお「より強力なオンデバイスAI機能」を使う場合は、追加で以下の要件も満たす必要がある。
・M3チップ以降のApple Siliconを搭載していること
・12GB以上のメモリを搭載していること
Intelアーキテクチャアプリのサポートは本バージョンで実質終了
現在、Apple Silicon向けのmacOSにはIntelアーキテクチャ向けアプリ用エミュレーションレイヤー「Rosetta 2」が搭載されているが、macOS 27はRosetta 2をフルサポートする最後のバージョンとなる。
Apple SiliconのMac上でIntelアーキテクチャのアプリを愛用している人は、macOS 27が稼働している間にApple Silicon(Armアーキテクチャ)向けアプリへの移行を検討する必要がある。ただし、macOS 27の次期バージョン以降も、ごく一部のゲームアプリに限りRosetta 2の機能を継続利用できる予定となっている。
主な機能改善/新機能
現時点において、macOS 27で実装される予定の機能改善/新機能は以下の通りだ。
・UIデザイン「Liquid Glass」の改善
・透明度の調整が可能に
・アプリアイコンもレイヤーデザイン化可能に
・サイドバーの表示領域を拡大
・アクティブ/非アクティブウィンドウの見分けが容易に
エージェント機能「Siri」を「Siri AI」にアップグレード
・2026年後半に英語からβ提供開始
・他言語への対応も急ピッチで行う予定
Spotlightでの検索もSiri AIベースに変更
オンデバイスの情報を理解して検索に活用
「Visual Intelligence」も利用可能
専用の「Siri」アプリも容易
・iPhoneやiPadで行ったやり取りを引き継ぐことも可能
AI機能「Apple Intelligence」の利用範囲の拡大
・Webブラウザ「Safari」のタブを自動的にグルーピング可能に
・話題や関連するWebサイト(ページ)をAIが判断してグルーピング
Webサイトのパスワードをワンクリックでセキュアなものに更新可能
「写真」アプリにおける画像補正機能の強化
・「Image Playground」も利用可能
プロンプトで「ショートカット」を作成可能に
ペアレンタルコントロール機能の強化
・Webサイトの閲覧承認を遠隔で可能に
・暴力的/性的なコンテンツを自動的に遮断する機能を実装
・利用可能な時間制限をコンテンツ(アプリ)の種類ごとに細かく設定可能
・曜日や時間帯単位での設定も可能
システムパフォーマンスの改善
・「AirDrop」の実効転送速度を向上
・Safariのページロード時間の短縮
