前回のエピソードでホンダの巨額赤字を解説しました。「EVを本気でやらないからだ」という話をしたところ、コメント欄に「日産も赤字だろ」という声が…
違います。同じ赤字でも、中身が全然違う。
3月12日、ホンダが上場来初の赤字を発表したその同じ日に、日産・Wayve・Uberの3社が東京でロボタクシーをやると発表していました。
今日はその「差」を解剖します。
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今日話すこと
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① Wayveとは何者か——なぜすごいのか
2025年9月、ミュンヘンのIAA Mobilityで僕はWayveのCEO、Alex Kendallのキーノートを直接聴講しました。その内容を日本語で初解説します。
② 日産はなぜWayveを選べたのか
ホンダはGMと組んで1年半で破談。日産はWayveと組んで東京ロボタクシーの発表まで漕ぎつけた。「次の自動車が何か」が見えていたかどうかの差です。
③ これが自動車産業の何を変えるのか
個人に1台売るビジネスから、ロボタクシーフリートへのBtoB販売へ。自動車産業のビジネスモデルが変わる局面で、日産はすでに入り口に立っている。
チャプター
00:00 今日話すこと——同じ赤字でも全然違う
02:00 Wayveとは何者か——事実の整理
06:00 AV1.0 vs AV2.0——自動運転の世代交代
09:00 Wayveすごい理由①:ハードウェアを選ばない
11:00 Wayveすごい理由②:HDマップ不要
13:00 Wayveすごい理由③:言語で説明できるAI
14:50 Wayveすごい理由④:台風の日も止まらない
16:00 Wayveすごい理由⑤:事故の予兆を検知する
17:30 Wayveすごい理由⑥:シミュレーション検証
18:30 横浜を走った——4ヶ月で日本展開完了
22:00 同じ3月12日——2人の社長の発言
23:30 パートナー選択の差——Honda×GM vs Nissan×Wayve
26:50 Waymo vs Wayve——ビジネスモデルは根本的に違う
30:20 自動車産業の次の10年——BtoBシフト
33:00 稼働率3%の衝撃——自家用車所有モデルの終わり
34:00 アメリカの地方=日本の地方——ロボタクシーが変えるもの
35:00 日産が揃えた3つのピース
37:00 最後に——赤字で潰れそうだった日産が先頭を走る話
38:00 こぼれ話:プロジェクト・ヘイル・メアリー映画化
