YouTubeショートに「視聴上限0分」が追加された理由 SNS依存裁判での敗訴、依存性研究が背景に
YouTubeショートで、2025年10月からショートフィールドの上限設定機能が追加されていましたが、とうとう「視聴上限0分」が設定できるようになりました。すべての保護者だけでなく、あらゆるユーザーが設定可能です。
0分にするとホーム画面からショート動画が削除され、実質非表示にできます。これまでショート動画依存となっていた人には、朗報と言えるでしょう。
ココがポイント
上限を0分にする設定は、1月にペアレンタルコントロール機能(中略)追加されていた。これが一般ユーザーでも設定できるように
出典:IT Media 2026/4/16(木)
評決で、(中略)メタと、(龍略)グーグルが、依存性の高いソーシャルメディアのプラットフォームを意図的に構築したと認めた
出典:BBCニュース 2026/3/26(木)
短編動画の利用増加と認知機能の低下には中程度の負の相関が認められた。特に顕著だったのは注意力と抑制制御への影響だ
出典:IT Media 2025/12/12(金)
XやInstagramなどのSNS(中略)差をつけて、半数以上の大学生がショート動画を見ている時間が「最も無駄な時間で
出典:PR TIMES 2024/11/1(金)
エキスパートの補足・見解
背景には、カリフォルニア州裁判所での裁判が影響してます。ある女性が自らのSNS依存はYouTubeとInstagramのせいだと訴えた裁判で、無限スクロールなどの仕組みが依存性を助長させたとして、Googleとメタが負けました。
今回のショート非表示は、その影響と考えられます。
ショート動画の依存性の高さについては、様々な国で研究も行われています。実際、オーストラリアのグリフィス大学の研究者らの10万人のデータを分析した論文によると、ショート動画の利用が増えると認知機能が低下し、特に注意力と抑制制御が下がったそうです。また、記憶力や言語能力も低下傾向にありました。
RECCOOの調査によると、約9割の大学生が毎日ショート動画を視聴しています。
スマホを使っている時間の中で一番無駄な時間を聞いたところ、XやInstagramなどのSNSと2倍以上の差をつけて、半数以上の大学生がショート動画を見ている時間が「最も無駄な時間である」と回答しています。
無駄だと思いつつ見てしまうのは、「無限スクロール」のせいでしょう。
見るのがやめられないのであれば、このような制限機能もうまく使ってコントロールすることをおすすめします。
