「Gemini」アプリが動的コンテンツ回答に対応、触って理解できるシミュレーターも生成
米Googleは4月9日(現地時間)、「Gemini」アプリ(gemini.google.com)のアップデートを発表した。これまでの「Gemini」チャットはおもにテキストと静的な図表でしか答えを返さなかったが、今後はインタラクティブなビジュアライゼーションでも返答するようになる。
たとえば「月はどのように地球を周回しているか」を「Gemini」アプリで調べるとき、従来はテキストと画像が示されるだけだった。しかし、新しい「Gemini」アプリならば初速度や重力の強さのスライダーで調整したり、数値を入力するなどしながら、軌道の変化をシミュレーションすることも可能。ユーザーの入力に応じて結果が変化するインタラクティブなコンテンツを生成することで、より深く学べるというわけだ。
この動的コンテンツは、「WebGL」と「Three.js」のコードをリアルタイム生成することで実現されているとのこと。これは同社の「Android XR」が没入型の血球生物学シミュレーションで用いたのと同じレンダリング技術スタックだという。
動的コンテンツで回答する仕組みは3月よりAnthropic社の「Claude」でも導入されているが、今後もこの方面でAIプロバイダー間の開発競争が激化しそうだ。
今回の改善は、無料版を含むすべての「Gemini」一般ユーザーにグローバルで順次展開中。「gemini.google.com」のプロンプトバーで「Pro」モデルを選択し、複雑な概念を「見せて」「視覚化して」などと依頼すると、回答が動的コンテンツで表示されることがある。
ただし、「Workspace」および「Education」アカウントでは今のところ利用できない点には注意。
