Metaのスマートグラス規制を求める声が全米で噴出。もはや無視できないレベルに

Metaのスマートグラス規制を求める声が全米で噴出。もはや無視できないレベルに

Metaらしいという感想しか浮かばない。

Meta(メタ)がRay-Ban(レイバン)のスマートグラスに顔認識機能を追加するという計画を報じられている件について、実態を知りたがっているのはアメリカ連邦上院議員だけではありません。

アメリカ国内の60を超える市民団体が、Metaと、そのパートナーでRay-Banの製造元であるEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)、ホワイトハウス、連邦取引委員会(FTC)、司法省に対し、プライバシー問題を追及する書簡を送付ました。

共同書簡が突きつけた強い警告

顔認識機能の搭載計画に対する懸念の内容自体は珍しくありませんが、今回の書簡はこれまでの懸念表明よりも強い言葉で、具体性も増しています。共同書簡から一部を抜粋します。

Metaのスマートグラスに顔認識機能を組み込むのは、危険かつ無謀な計画であり、ユーザーがMeta製品を使用しているかどうか、同意しているかどうか、公人であるか一般市民であるか、あるいはそもそもこの計画の存在を知っているかどうかにかかわらず、ユーザーと一般市民の双方に害を及ぼすものです。この動きは我々全員を危険にさらすものであり、特に詐欺師、恐喝者、ストーカー、児童虐待者、そして権威主義的な政権に格好の武器を与えることになります。また、深刻かつ不必要な国家安全保障上のリスクも生み出すでしょう。

上院議員もすでに動いていた

Metaに対し、Ray-Banスマートグラスに顔認識機能を追加する可能性について説明を求めたのは、今回の市民団体のケースが初めてではありません。

3月には、上院議員たちもMetaに書簡を送付し、マーク・ザッカーバーグCEOにそうした計画が存在するのかどうか、そして同社がプライバシーや安全性に対するリスクを真剣に検討したかどうかについて、一般市民や当局に説明するよう求めていました。

なお、Metaはスマートグラスへの顔認識機能追加に取り組んでいることを正式に認めていませんが、この計画については、2月にニューヨーク・タイムズが報じています。

どさくさに紛れて顔認識機能を追加?

同紙の報道によると、顔認識機能の追加導入について、Metaは従業員に対して「多くの市民団体が私たちを攻撃してくるだろうが、政治的に流動的な状況のなかで彼らがほかの問題にリソースを集中させているうちに」実施する予定だと伝えていたそうです。

つまり、市民団体が他の問題に気をとられているどさくさに紛れてこっそり導入しちゃえ、と。やり方がエグいとは思いますが、意外ではないですね。プライバシーなんてどこ吹く風のMetaだし。

スマートグラスをめぐるプライバシーの取り扱いに対して、Metaへの風当たりが強くなっているのは言うまでもありません。

Ray-Banユーザーから集めたデリケートな動画(ヌードやクレジットカード情報、その他のプライベートな場面)がAIの学習に使用されていたという報道も、事態を悪化させる原因になっています。しかも、動画を審査していたのは、業務を委託された業者だったとのこと。いろいろアウト過ぎますね…。

こうした状況にもかかわらず、Metaはプライバシー問題について沈黙を貫いています。とはいえ、今回のような批判の声が相次ぐようであれば、いつまでも口を閉ざしていられるとは思えません。

率直に言って、ザッカーバーグが再び規制当局の前に引きずり出されて、疑わしいビジネスのやり方について説明を求められることになったとしても、驚く人はいないんじゃないでしょうか?

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