古いAndroidスマホ、捨てないで! Wi-Fi中継機に変えて「電波の死角」をなくす裏ワザ
家の中に、ホコリを被って眠っている古いAndroid端末はありませんか?
実はそれ、ただの「かつての相棒」以上の価値を秘めています。
ウェブカメラにしたり、スマートホームの専用コントローラーにしたりと使い道は様々ですが、今回ご紹介するのは、もっと切実な悩みを解決する方法。そう、「Wi-Fiの死角」の解消です。
「リビングから離れると急にネットが重くなる」「寝室の隅だけ電波が届かない」……そんなストレスを、手元の古いスマホ一台で解決できるかもしれません。
古いAndroidデバイスをWi-Fi中継機にする設定手順
Androidですから、正確な手順は端末のメーカーやモデルによって異なります。
ただ一般的には、設定メニューの中からWi-Fiホットスポット機能を探すことになります。
たとえばPixelスマホなら、「ネットワークとインターネット」の中の「ホットスポットとテザリング」にあるはず。
ここで「Wi-Fiホットスポット」を有効にすると、メインのネットワークをもとにした新しいWi-Fiネットワークが生成されます。
「Wi-Fiホットスポット」のメニュー項目をタップすれば、この新しいネットワークの名前とパスワードを設定可能。
唯一の難点は、デッドゾーンで使う拡張されたWi-Fiに、通常のWi-Fiとは別の名前とパスワードを設定する必要があることでしょうか。
そのほかの注意点
他にも注意しておくべきオプションがあります。
ホットスポットが常に有効であるよう、「ホットスポットを自動的にオフにする」設定がオフになっていることを確認してください。
また「速度と互換性」の項目では、接続するデバイスとのトラブルを最小限に抑えるため、多くの場合、2.4GHzまたは5GHz(あるいは両方)を有効にしておくのがいいでしょう。
古いデバイスでの注意点
古いデバイスであれば、そもそもモバイルデータ通信が使えないかもしれません。
確実に「Wi-FiからWi-Fiへ」のホットスポットにするために、SIMカードを抜くかデータ通信をオフにしておくことができます(Pixelの場合、「設定 > ネットワークとインターネット > SIM」にオプションがあります)。
そうしないと、中継機が実はモバイル通信で動作しているという事態になりかねません。他のAndroidスマホでも、似たような設定が見つかるはずです。
Galaxy S25 UltraをWi-Fiリピーターとして使ってみた結果
実際にGalaxy S25 Ultraを使って試してみたところ、まさに説明通りに機能しました。
スマートフォンの内部パーツの性能を考えれば、メッシュネットワークのようなシステムには到底及びませんが、アップロードやダウンロードの速度が最優先ではない小規模なアクセスなら、十分に役立つはずです。
何より、すでに使っていないAndroidデバイスがあるなら、無料で試せるのが魅力といえます。
ルーターと、オンラインに繋ごうとしているノートPCの間の最適な場所にスマホを配置するには、少し試行錯誤が必要でした。
ただ、何度か試せばコツを掴めるでしょう。
少なくともGalaxy S25 Ultraの場合、接続するデバイスと同じ部屋に置く必要はありませんでしたが、同じ部屋にある方が有利ではあります。
自宅のブロードバンド回線は平均300Mbps程度ですが、Galaxy S25 Ultraを2階の部屋に置いてホットスポットとして動作させてみました。
ノートPCを同じ部屋でそのスマホに接続したところ、ダウンロード速度は60Mbpsほどでした。かなり低下してはいますが、高解像度の動画ストリーミングには十分な速度です。
ノートPCをさらに離れた場所に移動させると、依然としてGalaxy S25 Ultraにテザリングはできましたが、速度は12Mbps程度まで落ちました。
最大速度からは大幅な低下ですが、メールの確認やウェブサイトの閲覧、Googleドキュメントでこの記事を執筆するといった用途には、全く問題なく使える接続状況です。
使用するスマホや元のインターネット速度、家の間取りによって結果は異なりますが、多くのAndroidデバイスでこの方法は機能します。
ただし、ある程度古い機種では対応していない可能性がある点には注意が必要。
Redditによれば、最近のPixelデバイスの多くでこの技は使えますが、たとえばGoogle Pixel 7aなどは対応していないとのことです。
