ドコモ3G終了まであとわずか、高齢者中心50万回線争奪戦に 各社攻勢、「0円」端末も

ドコモ3G終了まであとわずか、高齢者中心50万回線争奪戦に 各社攻勢、「0円」端末も

NTTドコモが31日に第3世代(3G)通信システムのサービス提供を終了するのを前に、携帯大手による乗り換え獲得競争が激化している。3Gからの移行では、端末の大幅割引が特例として認められており、各社ともほぼ無料で提供するキャンペーンを展開。「ガラケー」を持つシニア層を中心とした約50万回線の個人利用者が狙い撃ちにされ、ドコモは厳しい撤退戦を強いられている。

■楽天はシニア向けのユニークなサービス

「いただけるものはいただきたい」

ソフトバンクの宮川潤一社長は2月の決算会見でこう強調した。

3Gは基本料金が約1500円で比較的安価で維持できるのが利点だった。利用者は、スマートフォンに消極的なシニア層が大半だが、料金の安さなどから通話メインの2台目としてあえて所持するITリテラシーの高い層も含まれる。

いずれも、いったん契約すると長期利用につながる可能性が高く、宮川社長は「3G回線利用者は(短期間で乗り換えを繰り返す)ホッピングユーザーではなく、積極的な獲得は理にかなっている」と語る。

ソフトバンクやKDDIは3Gからの乗り換えで、一部機種を「1円」や「0円」で提供。KDDIは格安ブランドの「UQモバイル」で3Gからの乗り換え専用の割安プランを昨年9月から始めている。

昨年末に念願の1千万回線を突破した楽天モバイルは、シニア向けプランでオレオレ詐欺の損害賠償請求や再発防止にかかる費用を一部負担する保険を無償で追加するなど、ユニークなサービスを展開している。

■迎え撃つドコモも移行障壁解消に躍起

一方、ドコモも3Gからの速やかな移行を進めながら、他社への乗り換えの食い止め策に動いている。お盆や正月など家族が集まるタイミングを見計らい、移行を促すお知らせを送付。3Gからの移行でスマホに買い替える際には店頭限定の割引を導入し、対象には従来のスマホだけでなく、高齢者が使い慣れた「ガラケー」と同型の折り畳み型の端末を充実させた。5分以内の国内通話が無料の料金プランも用意している。

ドコモは足元で業績悪化が続いているだけに、顧客流出を防ぐことが大きな課題だ。担当者は「高額な端末価格といった移行への障壁を一つずつ解消し、お客さまに合った提案をしている」と強調した。

ドコモが3月31日で終了する3G通信サービス「FOMA(フォーマ)」は、世界初の携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」と合わせて、20年以上にわたって通信を支え、携帯電話の歴史を先導した。3Gの通信網は現行の4Gなどに転換されるため、通信品質の改善にも役立つという。

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