OpenAIのAIスピーカー、発売は2027年に延期か。元Appleデザイナーとの開発に課題も
対話型AI「ChatGPT」で知られるOpenAIが、初のハードウェア製品としてAIスマートスピーカーを開発していることが複数のメディアで報じられています。元Appleの伝説的デザイナー、ジョニー・アイブ氏がデザインを手がけることで大きな注目を集めていますが、当初2026年とみられていた発売時期が2027年にずれ込む可能性が浮上しています。その背景には、開発チーム間の連携の難しさや、プライバシーへの懸念など、ハードウェアと最先端AIの融合という一筋縄ではいかない課題があるようです。
ココがポイント
噂されてきたウェアラブル型デバイスではなく、家庭に設置して使うスマートスピーカーになる見込み
出典:iPhone Mania:OpenAIがHomePod似のスマートスピーカー発売見込み〜2027年発売と予想 2026/2/21(土)
ユーザーに「行動」を提案できる。たとえば、朝に会議があるからいつもより早く寝ようと促したりできる
出典:ギズモード・ジャパン:ピースがはまった。OpenAI初のAIデバイスは「スマートスピーカー」か 2026/2/22(日)
プライバシーへの懸念、デバイスの処理能力の問題などで、当初2026年と言われていた発売時期が2027年にずれ込んでいます
出典:テクノエッジ TechnoEdge:OpenAIとジョナサン・アイブ、カメラ搭載AIスマートスピーカーを2027年に発売するとの報道 2026/2/21(土)
エキスパートの補足・見解
OpenAIがついにハードウェアに参入します。本命は家庭用「スマートスピーカー」のようです。
単なる音声アシスタントではなく「環境理解AI」を目指している点が興味深いポイントです。搭載されるカメラでユーザーや周囲を認識し、例えば「朝に会議があるから早く寝よう」と能動的に提案するなど、これまでのスピーカーにはない一歩踏み込んだパーソナライズが特徴です。デザインは元Appleのジョニー・アイブ氏が担当するとあって、洗練されたプロダクトへの期待は高まります。
しかし、ジョニー・アイブ氏のデザインチームとOpenAIの開発チーム間の連携の遅れが発売延期の原因と指摘されており、開発の難しさがうかがえます。
また、気になるのは既存のすでに稼働しているスマートスピーカーのAmazon AlexaやGoogle Homeとの差別化です。カメラ搭載やAI連携はすでに競合も進めており、OpenAIならではの強みがどこにあるのか、現時点では見えにくい部分があります。
プライバシー問題も含め、社会的な受容性をいかにクリアしつつ、どうパフォーマンスを出していくのかが成功の鍵を握るでしょう。2027年まで引き続き注目していきたいです。
