メモリ不足の影響…メーカーは高速に乗れない小型車すら検討中?
こんなところまでAIの余波が~。
AIデータセンターがメモリ枯渇を引き起こし、世界でパソコンの値上げや品不足につながっている現状が報じられています。でも、その影響は、意外なところに出始めているみたいですよ。
自動車の販売価格が大変なことに?
このほどS&P Globalは、メモリ価格の上昇を懸念し、再び価格が落ち着くようになるまで、最低でも2年は要するとの見通しを発表しました。こうした状況を受けて、すでにパソコン以外の製品に値上げの波が押し寄せています。例えばSamsung(サムスン)は、CES 2026において、あらゆる電化製品の価格改定が予定されていることを明かしたとされていますね。
最も驚くべきは、各自動車メーカーが、新車販売価格の大幅な引き上げを予期していることでしょう。その要因としては、ADAS(先進運転支援システム)からカーナビ、車内エンターテインメントに至るまで、数々の最先端コンピューティング技術の存在が挙げられています。EV(電気自動車)やハイブリッドカーはもちろんのこと、いまや純粋なガソリン車であっても、コンピュータ制御と無縁のモデルなど製造されていないのが現実でしょうから…。
苦肉の策は高速に乗れない車?
消費者にそっぽを向かれては困るので、なんとか値上げせずに済ませたい。そう考えるメーカーも少なくはないものの、大方のアナリストらの見解は、企業努力にも限界があるというもの。ただでさえ自動車を製造するための原材料の調達価格が上昇の一途をたどっており、関税の問題も重くのしかかります。もはや今後の新車の値段は、驚異的な価格上昇すら覚悟すべきなのでしょうか?
ところが、大手自動車メーカーのなかには、客離れを防ぐため、苦肉の策で乗り切ろうとするところも出てきています。イタリアのFiat(フィアット)のOlivier Francois CEOは、最高時速73マイル(約117km)未満まで絞った小型車製造を考え始めているんだとか! これでは高速を走れないようですけど、新車へADASを義務づけるEUの法律の適用を免れることができ、ADAS非装備にして価格を抑えられるというからくりみたいですよ。
日本国内でまともに高速すら走れない特殊な乗用車が一斉発売されるなんて流れは想像すらできません。AI需要爆発に端を発したメモリ不足の問題は、広範囲に思わぬマイナスのインパクトを引き起こしていることは間違いありませんね。いつか本当に落ち着く日がやってくるのでしょうか?
