生成AIが詐欺を進化させる――2026年の新しい危険 #エキスパートトピ

生成AIが詐欺を進化させる――2026年の新しい危険 #エキスパートトピ

2026年になっても、特殊詐欺やSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害は止まりません。警察庁の発表では、2025年11月末時点で認知件数は3万8千件を超え、被害額は2,763億円に達し、前年同期を大幅に上回りました。しかもこの数字は「警察に届け出た分」だけで、家族に知られるのを恐れて黙っている人や、恥ずかしさから相談できない人も多いとされます。近年、詐欺が身近になった最大の理由は、スマホとSNSの普及です。詐欺師は、いつでも誰にでも接触でき、しかも漏えいした個人情報を材料に、巧妙に人の心を揺さぶってきます。

ココがポイント

令和7年11月末における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)

出典:警察庁 2025/12/25(木)

SNS投資詐欺、宮古の60代女性780万円相当被害 30代男性は100万円だまし取られる

出典:岩手日報 2026/1/4(日)

【注意喚起】SNSで勧誘される詐欺的な暗号資産の投資話 被害回復は困難です

出典:福島県消費生活課 2026/1/3(土)

エキスパートの補足・見解

今年も、特殊詐欺や投資詐欺、ロマンス詐欺はさらに増える可能性があります。その理由は、詐欺師と私たち一般市民の距離が、ますます近くなっているからです。スマホやSNSを通じ、詐欺師はいつでも連絡ができ、さらにネット上で漏れた個人情報を使って、相手に合わせた話題を選び、入り込んできます。特に今年は、物価高や金利、株価など「お金」に関する話題が増えると予想されます。こうした社会の空気は詐欺師にとって格好の材料であり、不安や欲望を刺激して人を騙しやすくします。

さらに今後は、生成AIが詐欺の高度化を後押しするでしょう。巧妙な文章を大量に作れるだけでなく、相手の属性に合わせた口調や説得方法まで瞬時に生成できるためです。加えて、昨年から問題化しているSNSアカウントの乗っ取りは、本人を狙うだけでなく、その「つながり」にいる友人や家族を狙う道具になります。過去の会話や写真を盗み、AIで分析し、より信じさせる材料にしてしまうのです。詐欺は今や「偶然の被害」ではなく、「狙われて当然の社会」に変わりつつあります。

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