Xの生成AIでビキニ姿に、女性や未成年の性的画像が新年に急増

Xの生成AIでビキニ姿に、女性や未成年の性的画像が新年に急増

ブラジルのリオデジャネイロを拠点に活動するミュージシャンのジュリー・ユカリさんは、昨年12月31日深夜に婚約者が撮影した写真をXに投稿した。年が明けた翌日、何百もの「いいね」に交じり、写真をビキニ姿にするようXの内蔵人工知能Grokに依頼しているメッセージを見つけた。

31‍歳のユカリさんは、AIがそんな要求に応じるわけがないと思い、あまり気にしていなかった。だが、彼女は間違っていた。まもなく、Grokが生成した彼女のほぼ裸の写真がX中に出回った。

「私は甘かった」。ユカリさんは2日、ロイターに語った。

ロイターの⁠分析によると、ユカリさんが経験したようなことはXのいたるところで繰り返されている。ロイターは、Grokが子どもの性的な画像を作成したケースも複数確認した。

ロイターは調査結果についてXにコメントを求めたが、‍返答を得られていない。

実在の人物の全裸に近い画像が出回っていることに、国際社会は懸念を強めている。

フランスの閣僚らは、Xの不穏な画像について検察当局と規制当局に報告。2日に出した声明で 「性的・性差別的」コンテンツは 「明らかに違法だ」と訴えた。イン​ドのIT省はXの現地法人に書簡を送り、Grokを悪用して性的‌に露骨なコンテンツを生成、流通させることをXは防ぐことができなかったと指摘した。

米国の連邦通信委員会、連邦取引委員会はコメントの要請に応じなかった。

<Grokが応じたケース、応じなかったケース>

Grokで生成された全裸に近い画像が出回った問題は、ロイターの取材によるとここ2、3日で始まったようだ。xAIのオーナー、イーロン・マスク氏は2日、自身を含む著名人のビキニ姿に対して泣き笑いの絵文字を投稿。問題を揶揄しているようにみ​えた。

米国東部時間2日正午から10分の間に、ビキニ姿​に見えるよう写真をデジタル編集しようとした試みが102件確認できた。標的になった人物の大半は若い女性だった。男性、著名人、政治家のほか、サルを対象にリクエストもあった。

あるユーザーはGrokに、鏡に映る自分を撮影している若い女性の写真にフラグを立て、「彼女に透明なミニビキニを着せてください」と依頼していた。Grokが女性を肌色のビキニ姿に加工すると、そのユーザーは「もっと透明で」「もっと小さく」とリクエストした。Grokは2回目の依頼には応じなかったようだ。

ロイターの調べによると、Grokは少なくとも21のケースでこのような要求に完全に応じ、半透明のビキニなどを着た女‌性の画像を生成し、少なくとも1つのケースでは女性をオイルまみれにした。7件でGrokは部分的​にリクエストに応じ、女性を下着姿にするこ⁠ともあったが、それ以上の要求は受け入れなかった。

<予測可能だった>

デジタル空間で女性を裸にするAI搭載のプログラムは何年も前から存在していたが、主流のプラットフォームでは確認されていなかった。

AIが生成する露骨なコンテンツに関するXの方針を追跡してきた専門家らは、Xは市民団⁠体や子どもの保護団体からの警告を無視してきたと話す。

「昨年8月、xAIの画像生成は本質的にヌード化ツールだと彼らに警告し‌た。これが現実だ」と、ミダス・プロジェクトのエグゼクティブディレクター、タイラー・ジョンストン氏は語る。

性的搾取の防止に取り組むナショナル・センタ‌ー法律部門のダニ・ピンター所長は、「完全に予測可能で、回避可能だった」と話す。ピンター氏は、XがAIの学習教材から虐待画像を削除することを怠ったとし、違法コンテ‍ンツを要求するユ‍ーザーを禁止すべきだったと指摘する。

ミュージシャンのユカリさんは反撃しようとした。しかし、彼女がXで違反行為に抗‌議すると「模倣犯」が殺到し、Grokにさらに露骨な写真の作成を依頼し始めた。

「誰からも見えなくなりたい。AIが生成したそもそも自分の体ですらないもののせいで、恥ずかしい思いをしている」

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AI「Grok」による性的ディープフェイク、世界中で被害確認

米実業家イーロン・マスク氏が設立した人工知能(AI)開発企業「xAI」が提供する「Grok」(グロック)によって、実在の人物が勝手に性的な加工をされ、その画像がX(ツイッター)上に数多く投稿される「性的ディープフェイク」の被害が世界中に広がっている。日本でも被害が報告されており、生成AIがもたらす深刻な問題へと発展している。

 グロックはXの利用者が投稿のとき、タグ付けすると応答する「AIチャットボット」。昨年12月下旬ごろ、グロックに新たに画像編集機能が追加され、他人が投稿した写真であっても、テキストで指示を出すだけで簡単に改変できるようになった。

 X上では今年に入り、投稿された女性の写真に対し、身につけている衣服をビキニや下着姿などに変更するような指示がグロックになされ、指示通り性的な画像が出力・投稿された事例が世界規模で確認されている。ほぼ全裸に見えるものや、男性がビキニ姿にされている画像などもある。

 米メディアによると、未成年の女性をターゲットにしたものや、女性が身体を拘束されたり、顔に殴られたようなあざを追加されたりしたような加害的描写もいくつもあったという。

 日本でも自分の写真を投稿したコスプレーヤーの女性らから、画像を改変されたという被害を訴える声が複数上がっている。

 一方でマスク氏はX上で、自分に女性用ビキニを着せた画像を生成するようグロックに指示し、出来上がった生成画像に対して「パーフェクト」と、批判の声を意に介さないような投稿をしている。

 毎日新聞はxAI社に対し、同社の見解や今後の対応などを問い合わせるメールを送ったが、「Legacy Media Lies」(レガシーメディアはうそをつく)という自動応答のメッセージが返ってきたのみだった。X社にも同様の内容を問い合わせているが、4日正午時点で返答はない。

 欧米メディアによると、インド政府はXに是正を求める書簡を送付し、対応の報告を要求している。フランスの検察当局は、性的ディープフェイクの拡散について捜査を開始するとしている。

「Grok、この女性をビキニ姿にして」 AIで画像の“性的加工”相次ぐ マスク氏は違法コンテンツに警告

2025年末から、X上で利用できる生成AI「Grok」を使い、実在する女性の写真などを、本人に断りなく性的に加工する事例が相次いでいる。例えば、コスプレイヤーの画像に対し「服装をビキニにして」と指示するといった具合だ。画像を加工されたユーザーからは不快感を示す声が続出。英Reutersなどの報道によれば、海外では政治家や行政機関が動く事態にもなっているという。

 騒動の原因は、Grokの公式アカウントにメンションするなどして利用できる画像編集機能。例えばコスプレイヤーやモデルが投稿した画像にリプライする形で「@Grok 服装を○○に変えて」などと指示し、性的な画像を本人の同意なく出力させる例が見られる。芸能人をはじめ、政治家などを対象にした指示も少なくない。

 中にはあえて自分の写真を性的に加工したり、それを誘うような投稿をしたりして、耳目を集める人も見られる。ただし、基本的には自身の写真を勝手に加工されることを嫌う人が多く、同様の行為に批判が集中している。

 Reutersによれば、同様の行為は海外でも見られ、中には未成年を対象にした事例もあるという。問題を踏まえ、フランスでは1月2日(現地時間、以下同)に閣僚が検察当局や規制当局に報告した他、インドでもIT関連の省庁がXの現地法人に書簡を送ったと報じている。

 イーロン・マスク氏は問題を受け、4日に「Grokを使って違法なコンテンツを作成するユーザーは、違法なコンテンツをアップロードした場合と同様の結果を被ることになる」と自身のXアカウントで警告。一方で、自身やベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を水着姿にした画像を面白がるような投稿もしている。

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X日本法人、“性的加工”で波紋のAI「Grok」巡り警告 違法者はアカウント凍結&法的措置も

米Xの日本法人であるX Corp. Japanは1月6日、Xで利用できる生成AI「Grok」で違法なコンテンツを作成しないよう警告した。違反者には、アカウントの永久凍結などの措置を取る可能性がある。Xでは2025年12月末ごろから、Grokの画像編集機能を利用し、実在する女性の写真などを無断で性的に加工する事例が相次いでいた。

 Xの安全性に関する情報を発信する公式アカウント(@Safety)が4日に投稿した英文の内容を翻訳する形で、日本のユーザーに注意喚起した。違法コンテンツを含む投稿に対しては、削除やアカウントの永久凍結などの対応に加え、行政や法執行機関とも協力して対応する場合もある。Grokで該当するコンテンツを作成したり、作成を促したりした場合も同様としている。

 Xでは、暴力や嫌がらせなどの行為を規約で禁じており、例えば「暴力的な発言」「児童の性的搾取」「ヘイト行為」「センシティブなメディア」「個人情報」「合意のない裸体の描写」などを投稿しないよう明記している。今回の警告でも、Xによる不適切な投稿の削除やアカウントの凍結といった強制措置に関する規約と共に確認するよう呼び掛けている。

 Grokによる画像の性的な加工を巡っては、日本でも一部のアイドルやコスプレイヤーの写真を無断で水着姿にするといった行為が相次いでいた。これを受け、AKB48グループのアイドルグループ「STU48」は5日、メンバーをモデルとしたAI生成画像や動画などをSNSに投稿しないよう注意喚起していた。

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