フェラーリならではの優れたパフォーマンスと美しいスタイリングや実用性を融合させたモデルとしてデビューしたローマ。その後継車にあたるのが、このアマルフィだ。
イタリアの美しいリゾート地をモデル名としたアマルフィは、先代のローマ同様、フロントに4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載。リアに搭載した8速DCTを介して後輪を駆動するトランスアクスル方式を採用する。
定員乗車は4名だが、後席はちょっとした手荷物などを置くのに便利という位置づけで、フェラーリはこのシートレイアウトを「2+2」ではなく控えめに「2+」と呼んでいる。
エンジンはターボの大型化、カムシャフトの軽量化、クランクシャフトの慣性モーメント低減などを図った結果、レスポンスの向上と20psアップを実現し、最高出力は640psに達する。
全長、全幅、全高、ホイールベースはローマとほぼ共通ながら、ボディーパネルは全面的に刷新したというアマルフィ。その最大の魅力は美しいスタイリングにあるといって間違いない。本編では、その美しさの秘密をじっくりと紹介しているのでご覧いただきたい。
フェラーリ・アマルフィ
全長×全幅×全高=4660×1974×1301mm
ホイールベース=2670mm
乾燥重量=1470kg
パワートレイン=V8ツインターボ
エンジン排気量=4.0リッター
最高出力=640ps/7500rpm
最大トルク=760Nm/3000-5750rpm
0-100km/h加速=3.3秒
最高速度=320km/h
