猿でも使える工具!? ではありません! 便利だけど、デメリットも大きい! 「モンキーレンチ」とは?
あくまでも緊急用としての使用を推奨!
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「モンキーレンチ」についてです。
モンキーレンチは工具の一種で、ボルトを掴む口部のサイズを変えられるレンチです。ウォームギアと呼ばれる調整ネジを回すことで「下あご」を動かし、自由にサイズを変えられます。
この可動分が猿の横顔に見えるため「モンキーレンチ」と呼ばれるのですが、正式名称は「アジャスタブルレンチ」……といっても、今ではモンキーレンチの方がはるかに浸透した名前です。
モンキーレンチひとつあれば、さまざまなサイズのボルトに対応できるため、非常に便利なのがメリットです。しかしその機構上、どうしてもサイズを完全に固定できずに遊びが生じてしまいます。そのため、メガネレンチやスパナに比べてボルトをナメやすいのがデメリットです。
あくまでも合う工具がない場合の緊急用や車載用として使うのが望ましいでしょう。
