『ミッキー』も『ダースベイダー』も生成し放題？『OpenAI』とDisneyの10億ドル提携シナリオ

2025年12月11日、『OpenAI』と『ディズニー』が歴史的な提携を結んだ。

動画生成AI『Sora』を用い、ユーザーが『ミッキー』や『スター・ウォーズ』等の世界観で二次創作動画を生成可能になる。

期間は3年、Disneyからの投資額は10億ドルに及ぶ巨額プロジェクトだ。

特筆すべきは、これらファン生成コンテンツの一部が本家『Disney+』で配信される計画である点だ。

2026年初頭の開始に向けIPライセンスキングのDisneyコンテンツをユーザーが自由ににAIで生成できる時代がやってきた！

エキスパートの補足・見解

世界で一番、著作権に厳しいと言われる『Disneyキャラクター』が、自らその門戸を『OpenAI』の『生成動画』に開放したというニュースは衝撃的だ。

さらに、これまでの動画配信サービス『SVOD』は、プロが作った完成品を視聴者が受動的に消費する場に過ぎなかったが、しかし今回の提携は、『Disney+』を単なる「観る場所」から、ユーザーが参加する『創造の世界』へと進化させる戦略的転換となった。

『NETFLIX』や『Skydance』が『TWD』獲得で過去の膨大な『映像資産』を入手しようとするのとまったくの逆の手法だ。

『YouTube』や『TikTok』が証明した通り、現代の『可処分時間の主戦場』は、ユーザー参加型コンテンツにある。

『アイアンマン』や『アナ雪』といった人類最強のIPを素材として提供し、ファンの熱量を公式プラットフォーム内に取り込むことで、彼らは外部SNSに流出していた関心を自社経済圏へ強力に還流させようとしているのだ。

これは、『ファン活動（ファンダム）』を公式ライセンスの枠組みで管理しつつ、新たなエンゲージメントを生み出す究極の囲い込み策だ。新たな動画コンテンツの扉が開かれた！