iOS 26.2提供開始。Liquid Glassの調整幅がさらに拡大、Apple Musicなど純正アプリも改善

iOS 26.2提供開始。Liquid Glassの調整幅がさらに拡大、Apple Musicなど純正アプリも改善

アップルは、iPhone向けOS「iOS 26.2」の提供を開始した。Safari初回起動時にデフォルトブラウザを選択する画面が追加されるなど、様々な変更点が加えられている。

アップデートしてSafariを開くと…?

iOS 26.2では、iOS 26から導入された新デザイン「Liquid Glass」の透明度を、さらに細かく調整できる機能が追加された。新たにロック画面のカスタマイズにオプションが追加され、時刻の表示の不透明度を調整できるようになった。

そのほか、AirDropにも新機能を追加。不明な連絡先とAirDropする場合、受信側デバイスにコードが表示され、送信側がそのコードを入力する必要がある。これにより、知らない人からファイルを送りつけられるといった事態が防げる。

純正アプリもアップデート。Apple Musicでは、“お気に入りの曲”プレイリストがホームタブの“ピックアップ”に表示されるほか、ダウンロード済み楽曲の歌詞は、インターネットに接続していなくてもオフラインで表示できるようになった。またバグ修正として、Apple Musicライブラリ内の先行リリースのアルバムがリリース時刻の直後に再生できない問題が修正された。

またポッドキャストでは、今聴いているエピソードで言及されている他のポッドキャストを、リンクから直接表示し、フォローする機能も追加された。

ゲームについても、ゲームライブラリでフィルターを試用し、カテゴリやサイズなどでゲームを検索できるようになった。ゲーム内のチャレンジスコアバナーも、リアルタイムに最新の順位動向が表示されるようになった。さらにBackboneやRazerなど、他社製のコントローラーとの接続も改善された。

そのほか、ホームアプリの複数のアクセサリーをまとめてペアリングできる機能も追加。同じ設定コードを使用し、セット販売されている複数のアクセサリーをかんたんに登録できる。

リマインダーは、アラームにより、緊急のタスクを常に把握できるようになった。リマインダーをまだオフにできないといった状況に対応すべく、スヌーズやライブアクティビティにも対応している。

アップル、「iOS 26.2」公開――異例のタイミングでリリース

iPhone向けに、大きなアップデートが配信された。iOS 26.2では、iOS 26.0.1のような小規模アップデートでは通常追加されない新機能に加え、不具合修正やセキュリティ関連の要素も盛り込まれている。このアップデートの内容と入手方法を以下に示す。

早くても来週以降になるという噂もあったが、心待ちにしていたユーザーは報われたかたちだ。金曜日(日本では土曜日早朝)にリリースされたことは同社としてはほとんど前例がなく、アップルとしても「遅れまい」という強い意志があったように見える。

■iOS 26.2を利用できるiPhoneはどれか

このアップデートは、2019年以降に発売されたすべてのiPhoneが対象である。具体的には、iPhone 11以降のすべてのモデルに加え、第2世代および第3世代のiPhone SEも含まれる。また、iPhone 17シリーズの全モデルも対象だ。

■入手方法

iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順に選ぶ。その後「ダウンロードしてインストール」をタップすれば、まもなくインストールが完了する。詳しくはこちらを参照してほしい。今回のアップデートは比較的サイズが大きく、筆者のiPhone 17 Pro Maxでは1.64GBだった。それでもダウンロードとインストールにかかった時間は合計20分未満と、処理はスムーズだった。

■アップデート内容

今回は大小さまざまな新機能が多数追加されている。まずは見た目の変化から見ていく。iOS 26での大きな変更点の1つは、「Liquid Glass」(リキッドグラス)と呼ばれるデザインの導入だった。iOS 26.2では、このデザインがさらに洗練され、ロック画面にスライダーが追加されて時計部分の透過度を調整できるようになった。時計が完全に不透明でないときちんと読めないような場合などに便利な機能である。また、再設計に伴い、「計測」アプリにもLiquid Glassが導入される。

デザイン変更はほかにもあり、「Apple News」(日本では未配信)アプリには新しいショートカットが追加され、「フリーボード」ではカスタマイズ可能な表を追加できるオプションが用意された。「ゲーム」アプリも、アプリ内のナビゲーション方法が見直されている。

「ポッドキャスト」には、エピソード内の目的の箇所にすばやく移動できるよう、自動チャプター分割機能などの新機能が追加された。

9月に導入されて以来、高い人気を集めている「睡眠」機能は、すでにスコアリングシステムが大きく見直されていた。これまでは睡眠スコアが70〜89であれば「高い」と判定されていたが、今回からは「普通」の範囲が80まで広がり、「高い」の評価を得るには81〜95というスコアが必要になる。緊急性の高い「リマインダー」については、アラームとして設定できるようになった。

■AirDropにまったく新しい機能が追加

AirDropにはまったく新しい機能が追加された。現在、たとえば2台のiPhone間でファイルを共有するには、共有先を通常の連絡先に限定するか、AirDropを近くのすべてのデバイスに対して開放する必要がある。後者は避けたいが、連絡先に登録されていない相手とファイルを共有したい場合、iOS 26.2では別の選択肢として、相手側のデバイスに入力できるPINコードを利用する方法が用意された。このPINコードは、その後30日間有効である。

また、「ミュージック」で画面上の歌詞を読みながら(あるいは歌いながら)楽しんでいるユーザーにとっては、ライブラリー内の楽曲であれば、端末がオフラインのときでも歌詞を表示できるようになった。

そして、これまで利用できなかったEU圏のユーザーも、AirPods向けのライブ翻訳機能を使えるようになった。

「iOS 26.2」配信 デフォルトブラウザの選択を周知、アプリストアやマップも変更可能に

AppleがiPhone向け最新OS「iOS 26.2」の配信を開始した。

 アップデート後にブラウザアプリを起動すると、初期に設定するブラウザ(デフォルトブラウザ)を選択するよう促される。デフォルトブラウザに選択できるのは、「Saferi」「Edge」「Chrome」「Firefox」「Opera」をはじめ、12月14日時点では12種類のブラウザアプリが表示される。

【画像】デフォルトブラウザの変更画面

 各種デフォルトのアプリは「設定」→「アプリ」→「デフォルトのアプリ」から変更できる。この設定自体は以前からあるものだが、iOS 26.2では新たにアプリストアとナビアプリも変更できるようになっている。例えば、ナビアプリで「Google マップ」をデフォルトで設定することもできる。

 上記のデフォルトアプリに関するアップデートは、12月18日から施行される「スマホ新法(スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律)」に基づくもの。スマホ新法では、OSやアプリストア、ブラウザ、検索エンジンなどで寡占が進まないよう、公正な競争環境を整えることを目的としている。

 iOS 26.2では他に、以下の機能追加や不具合修正も含まれる。

Apple Music

・「お気に入りの曲」プレイリストがホームタブの「ピックアップ」に表示される

・ダウンロード済みの曲の歌詞は、インターネットに接続していなくてもオフラインで表示できる

・Apple Musicライブラリ内の先行リリースのアルバムがリリース時刻の直後に再生できない問題を修正

ポッドキャスト

・今聴いているエピソードで言及されている他のポッドキャストを、プレーヤーや文字起こしからリンクを使用して直接表示し、フォローできる

ゲーム

ゲームライブラリでフィルターを使用すると、カテゴリーやサイズなどでゲームを検索できる

・ゲーム内のチャレンジスコアバナーには、誰かが新たにトップに立ったときにリアルタイムの最新情報が表示される

・BackboneやRazerなどのコントローラーとの接続の対応を改善

その他

・ロック画面の時刻のカスタマイズにオプションが追加され、時刻の表示を調整して、Liquid Glassの素材の不透明度を上げたり下げたりできる

・リマインダーのアラームにより、緊急のタスクを常に把握できる。リマインダーをまだオフにできない場合のために、スヌーズやライブアクティビティーにも対応している

・AirDropコードにより、不明な連絡先との間でAirDropを使用する場合の確認手順が追加される。受信者のデバイスにコードが表示され、転送を完了するには送信者がそのコードを入力する必要がある

・ホームアプリの複数のアクセサリーをまとめてペアリングできる機能により、同じ設定コードを使用して、セット販売されている複数のアクセサリーを簡単に登録できる

・「アクセシビリティ」設定の「フラッシュ通知」で、通知を受け取ったときにデバイスの画面を点滅させるかどうかも選択できるようになる

・フリーボードの表にテキスト、画像、書類、描画を含めることができ、内容に合わせてセルのサイズが調整される

・「プライバシーとセキュリティ」設定で、企業の組織によって管理されていると誤って表示されることがある問題を修正

iPhoneの「iOS 26.2」がリリース! Liquid Glassの透明度の調整やSafari以外のWebブラウザを選択可能に!

2025年12月13日、「iOS 26.2」がリリースされましたが、これは11月4日のiOS 26.1から約1カ月ぶりの提供となります。今回はリキッドグラスの透明度の調整やSafari以外のWebブラウザアプリが選択可能になったほか、Apple Music、ポッドキャスト、ゲームなどの機能改善も多く含まれているほか、セキュリティアップデートが27件もあります。

iOS 26.2は新機能や機能改善が多い大型アップデート!

そもそも、iOS 26では半透明のUI「リキッドグラス(Liquid Glass)」が採用されましたが、画面が少し見にくいといった意見も多かったため、iOS 26.1で透明度の調整が導入され、iOS 26.2ではさらに細かい調整ができるようになりました。

また、ロック画面の時刻も、壁紙カスタマイズにオプションが追加され、時刻表示の透明度を調整可能となっています。

次に、「AirDrop」は不明な連絡先との間で利用する場合に受信者側にコードが表示され、送信者がそのコードを入力しないと転送できないように改善されています。これで、知らない相手から写真を送りつけられる被害も防げますね。

「Apple Music」でも機能改善が見られます。こちらは、お気に入りの曲のプレイリストがホームタブの“ピックアップ”に表示されるほか、ダウンロード済み楽曲の歌詞はオフラインでも表示されるようになりました。

「ポッドキャスト」では、今聴いているエピソード内で言及された関連ポッドキャストを、プレイヤーや文字起こしリンクから直接確認・フォローできます。

「ゲーム」では、ゲームライブラリでフィルタを使用すると、カテゴリやサイズなどでゲームを検索できるようになりました。ほかにも、ゲーム内のチャレンジスコアバナーは、誰かがトップになると最新順位がリアルタイムで表示されます。さらに、BackboneやRazerなどの社外コントローラーとの接続が改善されています。

そして、「リマインダー」では、設定時刻になったときアラームを鳴らす「緊急」オプション機能が追加されました。これで重要な用事を見逃すリスクを軽減できますね。

「アクセシビリティ」では設定から、通知を受信したときに画面を点滅させるかどうかを選択可能になっています。

なお、iOSのアップデートは設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で実施できます。

スマホ新法に対応し、初回起動時にSafari以外のブラウザも選択できるように!

そして、iOS 26.2では2025年12月18日に始まる「スマホソフトウェア競争促進法(スマホ新法)」に対処するため、Safariを初回起動したときに、デフォルトのWebブラウザアプリを選択する画面が表示されるようになりました。

これは“チョイススクリーン”と呼ばれるもので、Google ChromeやMicrosoft Edge、FirefoxなどのWebブラウザアプリが選択できるようになります。

そもそもスマホ新法では、スマホユーザーがWebブラウザアプリを自由に選べることを要求しており、公正取引委員会ではこれを「チョイススクリーン」と呼んでいました。つまり、今回、AppleはiOS 26.2でチョイススクリーンに対応してきたというわけです。

もちろん、多くのiPhoneユーザーはSafariに慣れていますが、WindowsパソコンでGoogle ChromeやMicrosoft Edgeを使っているなら、デフォルトWebブラウザアプリを変更する人もいるかもしれませんね。

セキュリティアップデートは27件もある!

iOS 26.2では、新機能や機能改善だけでなく、27件ものセキュリティアップデートがありました。

その内容はAppleの「About the security content of iOS 26.2 and iPadOS 26.2」で詳細を確認できますが、ここではその一部を紹介しておきましょう。

■App Store

【対象機種】iPhone 11以降

【影響】アプリが機密性の高い決済トークンにアクセスできる可能性がある

【説明】追加の制限により、権限の問題が解決されました

■MediaExperience

【対象機種】iPhone 11以降

【影響】アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある

【説明】データ編集を改善することで、ログ記録の問題に対処しました

■Photos

【対象機種】iPhone 11以降

【影響】隠し写真アルバムの写真が認証なしで閲覧可能になる

【説明】追加の制限により構成の問題が解決されました

■Screen Time

【対象機種】iPhone 11以降

【影響】アプリがユーザーの機密データにアクセスできる可能性がある

【説明】データ編集を改善することで、ログ記録の問題に対処しました

■Calling Framework

【対象機種】iPhone 11以降

【影響】攻撃者がFaceTimeの発信者IDを偽装できる可能性がある

【説明】状態管理を改善することで、ユーザー インターフェイスの不一致の問題が解決されました

今回の内容をよく見てみると、App Storeで決済トークンにアクセスできたり、隠し写真アルバムが認証なしで閲覧可能になる、あるいはFaceTimeの発信者IDを偽装できるなど、深刻な脆弱性も含まれているため、早めのアップデートを推奨します。

いかがでしょうか? 今回はiPhoneの最新アップデート「iOS 26.2」の内容についてお伝えしました。

iOS 26.2では、半透明のUI「Liquid Glass」の透明度を細かく調整できたり、Apple Musicやポッドキャストの機能改善があるなど、かなり大型アップデートとなっています。

とくに、スマホ新法に対応しSafari以外のブラウザも選べるようになった点は注目すべきポイントです。

また、セキュリティアップデートは27件もありますので、もし、まだiOS 26にしていない人は早めにアップデートしたほうがいいかもしれません。

🍎たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は子供、その名は名馬鹿ヒカル!🍏