Apple Watch、日本で「高血圧パターン」の通知に対応
アップルは4日、日本において「Apple Watch」に高血圧パターンの通知機能を導入した。血圧の高い状態が続く場合にユーザーに通知する。対象となる機種はApple Watch Series 9以降とApple Watch Ultra 2(Apple Watch SEを除く)。
高血圧は、心臓発作、脳卒中、腎臓疾患につながるリスク因子であり、全世界で約13億人の成人に影響を及ぼしている。こうした疾患への“修正可能”なリスク因子だが、高血圧は無症状の場合もあり、医療機関での受診時にも1回の測定では見落とされやすいため、診断されないままになることが珍しくないという。
Apple Watchの高血圧パターンの通知は、光学式心拍センサーからのデータを使用して、ユーザーの血管が心臓の鼓動にどのように反応するかを分析。アルゴリズムはバックグラウンドでパッシブに動作し、30日間のデータを確認し、高血圧パターンの兆候が一貫して検出されるとユーザーに通知する。これらの通知により、Apple Watchを着用するだけで、高血圧に関する自身の情報が得られるため、治療へ繋げられるとする。
アップルでは、ユーザーが高血圧パターンの通知を受け取った場合は、通知や血圧計で記録した血圧について、医師に相談するよう呼びかけている。
