IBM、量子コンピューター用チップ「Loon」開発 29年までに実用化

IBM、量子コンピューター用チップ「Loon」開発 29年までに実用化

米IBMは12日、量子コンピューター向けの実験的なチップ「Loon」を開発したと発表した。2029年までの量子コンピューター実用化に向けた重要な節目となる。

量子コンピューターは、従来型コンピューターならば数千年を要する問題を解決できる可能性を秘めている。ただ、量子力学の持つ不確定な性質により、チップがエラーを起こしやすいという課題がある。

IBMリサーチのディレクター、ジェイ・ギャンベッタ氏によると、ニューヨーク州オールバニの半導体研究拠点「オールバニ・ナノテク・コンプレックス」を活用することが、開発の鍵を握った。

Loonはまだ初期段階で、IBMは外部の人々が試験使用できる時期を示さなかった。ただIBMは11日、「Nighthawk」というチップも発表しており、これは今年末に利用可能となる。

IBMによると、このチップは来年末までに一部のタスクで従来型コンピューターを上回る可能性がある。またスタートアップ企業や研究者と協力してコードをオープンに共有し、外部の人々も性能を検証できるようにしている。

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