任天堂 売上高2兆円見通し 「スイッチ2」も上方修正【モーサテ】「ニンテンドースイッチ2」絶好調&400万台増産発表も 普通に買えるのはいつ? 三つのシナリオ

任天堂「Switch2」の販売が絶好調 全世界での累計販売台数が「1036万台」に

京都市に本社がある大手ゲームメーカーの任天堂は、ことし6月に発売した新型家庭用ゲーム機「Nintendo Switch2」の全世界での販売台数が、累計で1000万台を超えたと明らかにしました。

これは、任天堂がきょう=4日に発表した、ことし4月から9月までの決算発表の中で明らかにしました。

任天堂の発表によると、ことし6月に発売した「Switch2」は、9月末までの約4か月間で累計の販売台数が約1036万台となりました。

また、来年3月までの「Switch2」の販売台数について、会社は当初、2017年3月に発売した「Switch」が同年12月末までに販売した台数と同水準の1500万台と計画していましたが、400万台増やし、1900万台になる見通しだということです。

「Switch2」のソフト・ハード両方の売れ行きが好調なことを受け、ことし4月から9月までの累計の売上高は1兆995億円、最終的な利益である純利益は1989億円となりました。

※昨年度の中間決算:売上高5232億円・純利益1086億円

また、通期の業績予想についても「Switch2」の販売予想台数を見直したことなどで、ことし5月に公表した売上高1兆9000億円・純利益3000億円から、売上高2兆2500億円・純利益3500億円へと、それぞれ上方修正しました。

「ニンテンドースイッチ2」絶好調&400万台増産発表も 普通に買えるのはいつ? 三つのシナリオ

任天堂の2026年3月期第2四半期連結決算が4日に発表され、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」の出荷台数が約4カ月で1000万台を突破しました。そして初年度の出荷計画は当初の1500万台から1900万台へと修正されました。

 しかしスイッチ2は現在も、家電量販店で購入時に条件が付くなど入手に苦労するのが実情。私も知人から「クリスマスプレゼントにしたい。普通に買う方法を教えて」と聞かれます。参考記事を紹介しながら、店頭で条件なしに買える“普通の販売”がいつになるのか、三つのシナリオを考えてみます。

ココがポイント

ニンテンドースイッチ2の今期販売計画は、ハードウエア1900万台(従来計画1500万台)(略)に引き上げた。

出典:ロイター 2025/11/4(火)

(古川社長)Switch 2が過去のゲーム機よりも高額なのは事実(略)価格がどれほどのハードルになるかという点には注視

出典:ITmedia NEWS 2025/7/2(水)

「Switch 2」“普通に売りたい”のに……販売ルール緩和できず 転売対策に追われる家電量販店の本音

出典:ITmedia Mobile 2025/11/3(月)

PS5は、5万円以上する高額商品(略)2年で世界累計3000万台以上を出荷したものの、それでも抽選販売をするほど“品薄”

出典:河村鳴紘 2023/2/5(日)

エキスパートの補足・見解

 一つ目は、最も期待したい「年内」ですが、実現の可能性は低いでしょう。年末商戦はゲーム機が最も売れる時期で、転売目的の購入も活発化するため、争奪戦になりそう。劇的な変化(フリマアプリの方針、日本の割当増など)がない限り、難しいのが実情です。ちなみにスイッチ2の地域別出荷数は、1位が米国、2位が欧州、3位が僅差で日本です。

 二つ目は「年明けから年度内(2026年3月まで)」です。需要が一段落する傾向にあり、現状では最も可能性があるでしょう。ただし、転売の動きが続くなら、現在の「条件付き販売」も維持されそうです。

 最後は「来年度以降(2026年4月~)」で、最も避けたいシナリオです。PS5の例もありましたし、世界経済の動向によっては「ない」とは言い切れないのが怖いところです。

 400万台の増産分を「日本・米国・欧州・その他地域」で分配すると、日本は100万台強の上乗せとなります。1900万台は初年度としては驚異的な数ですが、手に入らないゲームファンが納得するかは別問題です。そしてインフレ傾向の中で「値上げ」の可能性も捨てきれません。PS5は2年で3000万台を売っても品不足に苦しみました。どうなるか注目です。

任天堂 売上高2兆円見通し 「スイッチ2」も上方修正【モーサテ】

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